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長白山は大きく北坡と西坡に分けられます。天池を中心に、北坡は険峻な山勢を誇り、西坡は緩やかな高山地帯を成しています。 野花で覆われている長白山天池四面の草原と、その下の高山花園の野生花平原を歩く長白山トレッキングが、中国領内の天池西坡で可能です。

      【 長白山の野花の画像

高山花園と呼ばれる野生花群落地には 6月中旬から 9月中旬まで、ニッコウキスゲ、キンバイソウ、ハクサンシャクナゲ、 オダマキ、ハルカラマツ、トウヤクリンドウ、アツモリソウなど、名に負けず美しく多様な 1,800種余りの野生花が咲き誇り、 長白山を彩ります。四輪駆動車で上る北側と異なり、天池の西側はトレッキングするのに相応しい緩やかな傾斜の丘陵地です。 海抜高度 1800〜2400mの高地で、 6月末に春を迎えるほど。 その頃には 6ヶ月以上雪の中に埋もれたまま厳しい冬を耐えた ハクサンシャクナゲなどが一斉に花を咲かせ、天池西坡の下の丘陵は一面の野花で覆われます。

長白山の西坡で楽しむトレッキングの妙味は、天池の峰から伸びた緩い草原(樹木限界線の上限)の花の大丘陵を歩き、 天池が一目に見下ろせる青石峰の尾根まで、草原に咲き始めた野花を見ながら歩くことです。誰でも上ることが出来るほど、 傾斜が緩やかです。長白山の美しさを一日中鑑賞出来る、唯一の野花トレッキングコースです。

春は花の季節。 春を迎えた長白山・青石峰の下、高山地帯(海抜 1000m 以上の高地)には、野花が豊かに繁茂し、 みごとに咲き誇っています。 喘気坡峠、老虎背の尾根、高山花園、金剛滝へ行く道は、色とりどりの野花で天池12景の 一つと呼ばれています。はにかむように頭を下げた赤紫色のアツモリソウ、群落を成し畑を成している黄色く小さなキンバイソウ、 ミヤマキンポウゲ、薄紫色のミヤマアズマギク群落と白いミヤマバイケイソウ群落等々…. 野花の天池を成した長白山岸は巨大な花園のようです。

 

春夏秋が 6月中旬〜9月中旬の3ヶ月間に一度に過ぎ去るこの地域。 三つの季節が一緒くたに入り混じって見ると、 百花繚乱という表現ですら不足なほど、様々な野花が休みなしに咲き誇っています。 ただ、3ヶ月の間に種を振り撤き、 延々 9ヶ月も続く長い冬の準備をするためには、植物も昆虫も皆が忙しいのが当然です。蟻やハエ、蚊が蝶や蜂の代わり をする自然の摂理は実に妙なるものです。

それらの花の中でも、最も殊勝な花といわれるのが天池の黄色いハクサンシャクナゲです。 残雪の中でも花を咲かせる 強靭な花ですが、シュークリームのような黄色い花は、貴婦人のように高雅です。常に吹き荒ぶ天池の強風に飛ばされるか と思いきや、絨毯のように敷かれた潅木の隙間でぐっと身を縮めたまま、か弱い花びらをしっかり維持している姿は、 哀れというよりもむしろ感動的です。天池の周辺で出会う紫色のオヤマノエンドウも、白いチョウノスケソウやチシマアマナも 傷々しいのは同じです。

この季節、天池へ上る喜びは、その厳しい冬に勝ち抜いてりんりんと 美しい花を咲かせた堂々たる長白の野花に出会えることではないでしょうか?

長白山高山地帯でも、樹木限界線(海抜 1700m) より上の高山植物は、ほとんどが芝のようにお互いにからみ合って 根付く背の低い潅木(高さ 25cm以下の木)です。毎年 7月、長白山の西坡山門を通って天池まで上る ‘歩いて天池まで’ トレッキングコースは、あらゆる野花で覆われたこの潅木地帯を通ります。花を踏んでしまわないか と心配で、こわごわ踏む足の裏から、厚ぼったい絨毯を踏むようなふくよかな感じが気持ち良く伝わって来ます。

7月、長白山の魅力は無限です。雪の溶けた天池と壮大な 16連峰の凄まじい調和も特別なものですが、天池トレッキング の途中で経験する姿美しい私達の野花との出会いも素晴らしいものです。樹木限界線の先端で原始林の真髄を見せてくれる 鬱蒼たる白樺の森、長白山のもう一つの風情を感じさせる金剛滝と奇妙な形象の金剛大峡谷、野花が満開の小天池も天池に 劣らぬ魅力を秘めています。 野花が満開になった長白山は、天池だけを見に来た私たちの前に、別の自慢の種をもって登場するのです。

 

天池〜西坡山門トレッキングコース、原始林−野花… 自然そのまま

長白山天池西方の青石峰の下の高山地帯は、 7月初に ‘野花の天国’になります。天池から海抜 1500mの西坡山門まで、 山すそは緩い丘陵になっています。ここに自生する原始林と潅木、野花の群落地はこれまで人が立ち入らず、自然の姿 そのままを残しています。

 西坡山門

コンクリート舗装道に入る北の天門峰地域とは大いに異なっています。西坡地域を管理する中国吉林省長白山国家級 自然保護区 西坡観光局が、ここを世界的なエコ・ツーリズム(生態観光)地域として保護しようとしているのもそのためです。 現在、西坡山門の中には、天池の下 2300mまで上る林道と山門付近の山荘一軒、キャンプサイト1ヶ所だけです。

この西坡高山地帯で生態観光が始まったのは 98年からです。 ‘歩いて天池まで’という野花トレッキングコースが開発され、 この時から 6〜8月に限られた人員(100名程度)が西坡観光局の許可の下、生態探査して来ました。 西坡観光局と 韓国白山企画は、最近、生態探査及び旅行のための商品開発及び合作において合意しました。今年、長白山高山地帯 トレッキングは、韓国白山企画とアウトドアセブンが企画した団体旅行商品により行くことが出来ます。