食文化戦略(1)

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うなぎの町として売り込む

人の流れを決めるのは、 もっと本能的な欲望に訴えかけるものではないでしょうか?例えば、食欲、健康欲、 美容欲・・・といったものです。そこで、津に特徴的な食材を掘り起こすことから、いろいろ 考えてみました。そうして思いついたのが、「津に多いうなぎ屋をまちづくりに活かす」とい うものです。

今でこそ「うなぎといえば浜松」ですが、その昔はおかげ参りの 宿場町としての津は、日本でも指折りのうなぎ名産地だったといいます。今でも三重県内 でも突出してうなぎ屋が多く、しかも大手の店がこの御時世にも大繁盛を続けている状況です。 また味付けは薄味の浜松とは明らかに異なるものなので、関西風味の代表格としての素質 も充分でしょう。この「うなぎパワー」をまちづくりに活かさなければ、もったいないことです。



そこで、津のうなぎを有名にするための起爆剤として、うなぎを使った新しい食品、それも美味しくて、 うなぎパイに充分対抗出来るような食品を開発し、それを全国に広めるという手法を思いつきました。 例えば・・・「うなぎ肉まん」なんてのはどうでしょうか?肉まんなら、井村屋さんに作ってもらって 「津名物 井村屋のうなまん」とでも名付けて全国的に販売していただくことも出来そうです。 そしてその包装紙にはさりげなく唐人踊りの絵が・・・。井村屋さんの資金で全国的に広告を打 ち続けるようなもので、市役所にとっても市民にとっても、こんな安上がりなPR媒体はないでしょう。 「うなぎの町、津」の名はまたたく間に全国に轟き渡るに違いありません。冬は肉まん、 そして夏はアイスです。「うなぎアイスバー」なんてのが出来るなら、これもやはり井村屋さん。 年がら年中、津をPRし続けることになります。

「うなまん」がメジャーになったら、 今度は津市内のうなぎ屋さんで、「うなまん食べ放題コース」みたいなのをやっていただいて、 伊勢参りのお客さんが「ちょっと津に寄って、うなまんたらふく食って来るか」という気にさせていただきます。 この「うなまん」、開発出来たときに商標登録しておけば、「うなまん」と名のつくものは津でしか 販売出来ないようにすることが出来ます。ついでに「うなぎ肉まん」「蒲焼きまん」など、 考えられるネーミングは全て商標権で押さえておき、他の土地では使用できないようにしてしまいます。 食品というものは特許の対象にはならないそうですので、製造の段階から特許権で押さえ込むこ とは出来ませんが、商標を押さえるだけでも相当な効果が見込めると思います。

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唐人さんの家