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長白山ニュース
［社会］ 長白山観光客、天池を見ようと並び何時間も待つ
オンバオによれば、長白山がシーズンを迎え、観光収入を増やすために実際の受入能力より多い観光客を受け入れ、
観光客が不便を受けている。
中国経済専門紙中国経営報は4日、先月中旬から長白山の頂上に上る道路の補修工事のため受け入れ能力が以前の半分近く
減ったにもかかわらず、観光収入を増やすために入場者を無理に受け入れ、観光客が大きな不便を受けていると報道した。
長白山の観光地関係者の話によれば、長白山は一日最大1万7千人まで収容出来るが、最近、道路補修工事によって実際に収容出来る人員は
半分に減った。 ところが、最近、シーズンを迎えて長白山を訪れた観光客は最少1万2千人から最大1万7千人に達する。
新聞は、"観光客が頂上に上がるために3〜4時間を超えて列を作って待つのが日常化しており、夕方8時までジープ運行を延長しても
正常に行くことが出来なかった観光客もいるほどだ"と伝えた。
このように、長白山の観光地で無理に観光客を受け入れる理由は、長白山の観光地管理を担当している長白山観光株式有限公司で
企業公開(IPO)を控え、企業実績を最大限に増やし、IPOの条件を満たし、観光客誘致を増やすために投資した大規模資金を早期内に
回収するためだ。
長白山は2008年、長白山空港を正式に開港して近隣道路ネットワークを整備し、アクセシビリティを大幅に強化、スキー場、
高級ホテル、温泉など大規模な慰安施設を開場した。
このような投資のおかげで、2008年以降、長白山を訪れた観客数は2008年の88万人から昨年は142万人に急増、今年は150〜160万人に
達するものと展望される。
首都師範大学 資源環境観光学科・張勝男副教授は、"長白山のシーズンが短い上に、企業の実績を増やすために観光客を誘致するのは
理解出来るが、観光地は社会的イメージを考慮して観光客に最善のサービスを提供する義務がある"とし、"経済的利益を追求する
というと同時に、社会的責任も考慮しなければならない"と指摘した。
（黒龍江新聞 ２０１２年８月８日）
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