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[特集] 民族幹部の現況透視(4)

あなたは漢語が上手ですか?

民族幹部たちが当地の経済に寄与する努力と貢献が不動のものであることによって政府の関心、社会の認知度 で差をつけていたとすれば、また民族幹部一人一人の間の総合的な資質差、或る者は温かい待遇を受けて重用さ れたり昇級を繰り返すが、また或る者は冷遇され、第一線からはじき出されたり競争に負けたりするという、大い に異なる様相を見せてくれている。 このように民族幹部には資質差による不均衡現象も現われている。

省全体の朝鮮族幹部の分布状況をよく見ると、不思議にも民族密集地区や民族団体ではなく朝鮮族が少ない地区、 または朝鮮族とは全然無関係な全般主体民族幹部たちとの競争の中で浮上して来た朝鮮族の指導幹部が少なくない。 ハルピン市委常務委員で市委秘書長の朴逸(50歳)、牡丹江市財政局局長・金日勲(48歳)、鶴崗市工商局局長・趙龍太 (55歳)、 鶏西市地方税務局局長・元鋒(44歳) などがこんな朝鮮族幹部の中の代表的人物だ。鶏西市地 方税務局局長・元鋒局長は黒龍江大学修士研究生を卒業して牡丹江市地方税務局に配置されたが、徳才を兼備した優れ た実力で昇級を繰り返し、 30代という若年で牡丹江市地方税務局規律検査委員会の書記に抜擢、去年初春、鶏西市地方 税務局局長に赴任した。鶏西市地方税務局は、省税務系統の改革時に出来たが、元鋒局長は複雑な人事改革を含めて全 般の体制改革を秩序を守りつつも断行し、省全体の税務系統改革の手本となり、最近彼は省と当地報道媒体の注目の人物 として知られている。 鶴崗市工商局の趙龍太局長は、60年代、中学校を卒業して故郷の村(鶴崗市樺春村)で 農業を営んでから参軍し、戦士から営級幹部に昇級し、 1984年除隊して鶴崗市工商局に配置された後、工商局弁公室副 主任、主任、副局長の経歴を経て 1997年から工商局の党組書記兼局長として活動して来ている。

ところでこのように重用され昇級する民族幹部をよく見ると、政治修養、文化知識、組職能力、品行、性格、意志力など 多方面で総合的に優秀な資質が兼備されている外、彼らの身には一様に共通した点があった。それは誰もが漢語を流暢に 使い、さらには一般の漢族たちよりも漢語駆使の能力が優れていることだった。 言い換えれば中国の歴史と文化、中国 人たちの生活習慣、事由方式、付合い方など、全面的な知識を深く学び、朝鮮族ながらも主体民族との融合が非常にうま く行っているということだ。 海林市民委・金ヨン主任の経歴を見ると、新安朝鮮族鎮の鎮長に引き続き 3年間、朝鮮族村 のない純漢族郷の党委書記としても活動した事がある。 漢語が上手く使えず、朝鮮族と言う垣根の中でばかり動いていた 幹部では全く不可能な事だ。 純民族部署で活動が活発で昇級する民族幹部の場合を見ても、カギになる条件の一つが漢語 表現に優れていること。 それから当地の主体民族とよく交わる幹部たちだった。蘿北県東明朝鮮族郷の郷長に続いて、党委 書記として活動し、現在、県政協の商務部主席に昇級した韓ヨンチョル(49歳)も漢語駆使能力は(もちろん朝鮮語もよく出来る) 当地の一般漢族が ‘顔負けする'程だ。 かと思えば、民族郷や純民族部署の幹部たちも(指導幹部は言うまでもなく)、二重 言語がいずれも上手に出来れば、中国と言う大きな環境の中での民族幹部の役目を充分に発揮することが出来るようだ。遠い 昔のようにまだ少数民族だから多少の欠点は目を瞑ってくれと言って手をすり合わせでもすれば、それは減らず口で ‘駄駄 をこねること'と異なるところないわけで、まったく同じ目の高さで勝負することこそ今日の時代の民族幹部らしい姿勢であ ることを先進的な民族幹部たちの経歴が示している。

そう考えれば、文化水準が低く漢語が下手で、当地の環境に合わず、はじき出されたり免職、または落伍してしまう朝鮮族 幹部たちもあちこちで現われていた。 何年か前、勃利県では文化試験を受けて政府機関公務員を募集することになったが、 当地の朝鮮族幹部たちの推薦で数名の朝鮮族青年たちも参加するようになった。 ところが試験の結果、朝鮮族青年たちは 合格者が一人もおらず、全員が落ちてしまったというのだ。 またある県には、偶然に県政権機関に配置されて来た朝鮮族の 大学生がいたが、科級幹部選抜試験で (参加者 200人余りのうち、多数が中高レベルという)なすすべもなく言葉等の点数で 落ちてしまった。すると面目が丸潰れになったとして、明くる日に職場に辞表を出し、沿海地区で働き口を捜しに行ったとい う。 かと思えばある民族郷では 20人余りの機関幹部たちに上級の重要文件を漢語で伝達し、重要な題目は筆記をしなさいと 言うと、漢族幹部たちはいずれも筆記をするのに 10人余りの朝鮮族幹部たちは筆記をまともに出来るむ幹部がやっと 2人に しかならなかったという。 それで行く先々でこのように資質が落ちた民族幹部たちが淘汰されたり、自然に退くのは ‘当然のこと'だと言っていた。

民族幹部たちの資質向上問題は自らの前途と係る一人一人の問題であるだけではなく、全民族幹部のあり方にも莫大な影響 を及ぼす深刻な問題であることを知らなければならない。   

(黒龍江新聞 パク・ヘヨン、パク・イル、チャン・チョリョン記者 2005年7月26日)
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