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[特集] 民族幹部の現況透視(3)

民族幹部が温かい待遇を受ける ‘海林・寧安'の現状

朝鮮族が比較的集中しており、第二の延辺と呼ばれる牡丹江地区の海林(朝鮮族人口 3万 2千名)、寧安(朝鮮族人口 3万 4千名)の 二つの市には、もちろん以前に比べて 民族幹部数が減り、民族幹部を受け継ぐ若い年齢層が少ないなどの問題が存在する が、その他の県(市)に比べて相対的に民族幹部たちがよく活躍しており、党と国家の 幹部でありながらも少数民族の幹部でもあるという、この二重の任務と役目を立派に果 し、当地政府から賞賛されている。

現在、海林、寧安の両市には、いずれも市委常務委員兼、副市長に朝鮮族の指導幹部 が 1人ずついて、海林市の場合は朝鮮族科級幹部 46人、海南郷、新安鎮、県朝鮮族 中学校など、民族郷鎮と民族単位はもちろん、市の職業高中、朝鮮族がいないか少 ない漢族郷鎮で党委書記、または郷(鎮)長として活動する第一人者だけでも 5名にも なる。 そうかと思えば寧安市にも市政府秘書長、民政局局長、法院副 院長、検察院副検察長、民委主任、その他にも文体局、電信局、科学技術委員会 などの部署にも副職として朝鮮族の指導幹部たちがいて、臥龍朝鮮族郷党委書記、 江南朝鮮族満族郷長など、諸般分野で朝鮮族の幹部たちが活躍していた。

それではどうしてこの二つの市の民族幹部たちはその他の県(市)とは違う姿を見せて いるのだろうか? 記者はこの二つの市を網羅して省全体の多くの県(市)を訪れ、 いろいろな側面から比較をして見る中でその答えを捜したが、一番カギになるのは、この二 つの市の民族幹部たちが、当地の経済のためになくてはならない特殊な役目と寄与をし て来ている点だった。

海林市民委では数年間熱心に当地農村の余裕労力を海外へ送り出す事業を効果的に 行い、 1万人余りに達する農民たちに海外出稼ぎでドルを稼ぐ機会を提供し (現在海外にいる労働力は 6700人)、 それで海外に出た当地の労働力が毎年海林市人民銀行へ 送って来るお金だけでもおおよそ 4000万ドルに達している。1、2回ではなく 数年続けてこのように驚くべき寄与をしていると、市政府で は民委の政府株 3人をいずれも朝鮮族で配置し、幹部編制も 7名を配置し、省全体の県(市) 民委の中で一番多かった。 かと思えばこの市の民族幹部は韓 国との血縁の強みを利用して企業、資金、技術誘致活動を熱心に展開して来ていたが、 最近、 4000万元余り投資したセウォン宝石、800万元余り投資した高麗城、 その他にも農産物加工工場を含めて多様な韓国企業 10社余りを誘致した。 (3年以内に 50社の誘致を目標) 同時に、民族幹部たちが率先して海林を広報し、また手づ るをつけて韓国の企業人たちが海林を訪ねて視察訪問する機会を頻繁に提供、 ‘海林市投資説明会'、‘中韓有機農法フォーラム' など盛大な国際的イベントだけ でも、既に 5回も行なった。去年、海林市では、黒龍江省で唯一、韓国ソウルに ‘海林市 投資誘致弁公室'を設立して、当地の朝鮮族幹部たちをソウル特使として派遣した。

寧安市も同じだった。 董一万副市長を含めた当地朝鮮族幹部たちの充実した努 力で数億元に達する黒龍江韓農薬公司(韓国東部韓農会社が投資)が寧安市に陣取り、前後して 食品、野菜加工など 10社余りの韓国企業が既にこちらに根付いた。そして寧安市政府 では特別に市民委傘下に ‘大韓投資誘致弁公室'を設立し、董一万副市長 が直接この弁公室の主任を兼ね、市政府秘書長、民委主任が弁公室副主任として、 その他にも市文体局副局長、渤海鎮副鎮長、市放送局記者 2人まで全て朝鮮族中堅 の幹部をメンバーとして配置した。

このように民族幹部たちが自分の実在的な努力と役目で当地政府の重用を受けるよう になると、自ずから民族の立場が上がるようになり、したがって民族幹部は民 族群衆を導き、富を築かせ、向上させる面でもひときわ大胆に堂々と活動出来たのである。 両都市に挟まれている海林市新合村では、県所在地に省全体で唯一の朝鮮族アパート団地を 建設し、最近には市政府と朝鮮族幹部、企業 人たちの共同努力で県所在地にある繁華街一つを韓国民俗街に 作って行っていた。寧安市の朝鮮族たちは ‘郷愁白米'を有形資産とし、うわさ が立ったその名前は無形資産であることを悟って生産、広報、販売の各節目ごとに最善をつく し、他地方の農家が羨む収入をあげている。 最近、我が省の唯一 の民族言論紙である ‘黒龍江新聞'の注文部数も、海林、寧安両市が省全体 の 1、2位を争っている。 これは民族幹部たちが当地の朝鮮族群衆たちの中でそれほ ど信望が高く、影響力があることを見せてくれる実例だ。

このように民族幹部らしい、時代にふさわしい姿勢に、他民族ができない独特の強みを充 分にいかして当地の経済に寄与すれば、当地政府では自ずから重視して気配りするよう になるわけであり、 ‘仕事をした分だけ報いられる'と言う道理を海林、寧安両市の民 族幹部たちが実践で見せてくれている。   

(黒龍江新聞 パク・ヘヨン、パク・イル、チャン・チョリョン記者 2005年7月22日)
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