［経緯］［第二回中国吉林北東アジア投資貿易博覧会］





中国吉林北東アジア投資貿易博覧会


その主旨は、中国と北東アジア国家間、および世界に向けて、互恵・共栄、
交流・合作、開放・発展の長期的な協力の場を構築することです。


1991年、「国連開発計画」は図們江地域の開発と合作を提唱し、世界各国の大きな関心・注目を集めました。1995
年以降、図們江地域開発プロジェクトに関する政府間の協調会議は、連続して８回も開催されています。2003年、
中国政府が東北老工業基地振興を促進する戦略を策定したことで、世界各国は図們江地域における開発と合作の意欲
を高め、北東アジア地域の国際的合作を拡大することとなりました。2003年10月、温家宝総理はASEAN(10+3)中日韓
サミットで、「北東アジア地域での国際合作を拡大し、東北老工業基地振興を加速させる」ことを提案し、国際社会に大きな
反響を呼びました。









2005年度の動き



2005年9月、「第一回中国吉林北東アジア投資貿易博覧会」の期間中に、国連副事務総長・金学洙、「国連開発計画」
常駐中国代表
ハリド・マリク、及び中国、北朝鮮、モンゴル、韓国などの政府高官はそれぞれ「北東アジア経済合作及び
大図們江地域投資発展フォーラム」、「UNDP図們江地域開発プロジェクト第８回政府間協議」において、北東アジア地域
合作についての主旨演説を行いました。


　 




中国国務院の呉儀副総理は、「第一回中国吉林北東アジア投資貿易博覧会・北東アジア経済合作及び大図們江地域投資発展
フォーラム」の開幕式の主旨発言において、北東アジアの合作推進について、三つの重要な提案をし、各国から積極的な
反応を得ました。また、同時に開催された「UNDP図們江地域開発プロジェクト第８回政府間協議」では、「大図們江行動計画」
について調印が行われ、1995年に調印された「プロジェクト諮問委員会協議」をさらに10年間延長することを決定、名称も
「図們江地域開発」から「大図們江地域合作」へ変更しました。中国政府の提案を審議し、メンバー５ヶ国は、財政管理資金
を共同で創設すること、中露の琿春〜ハサン間における陸路・税関の工程建設を合作で建設すること、及び中露の琿春〜
クラスキノ間における木材加工・貯蔵・運輸・卸売など、６つの合作プロジェクトに関する共通認識を得、図們江合作会議は
会議による研究の段階から実質的な操作の段階へと移りました。



第一回中国吉林北東アジア投資貿易博覧会は順調に成功



中国吉林北東アジア投資貿易博覧会は、中国と北東アジア５ヶ国の政府及び世界各地からの参加者による格段の支持と積極的な
参加の下、順調な成功を収めました。対外貿易成約額は2.92億米ドル、国内取引成約額は7.56億人民元となりました。
投資などのプロジェクトの調印数は276、投資額は753.4億元で、そのうち契約調印を行ったプロジェクト数は132、投資額は
326億元でした。国内外の出展者、参加者の総数は３万人を超え、46ヶ国から来た国際貿易商は4,000人余りで、そのうち各国の
副大臣級以上の要人が53人、52社の世界500強入り企業のグループ総裁または中国本部総裁が31人、副総裁が14人でした。
国内外のメデイアの記者が1,200人余り、参加した一般入場者は20万人余りになりました。