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鹿屯島

韓露国境紛争の現場

豆満江河口にある鹿屯島。韓国では、現在ロシア領になっているこの土地を取り戻そうという声が挙がっています。 1455年には既に鹿屯島もしくは鹿島と呼び、朝鮮王朝実録だけ見ても鹿屯島に関する記述が12回も出て来ます。 朝鮮後期の古地図や郷土誌にももれなく登場しています。 李舜臣もこの島に屯田の管理者(造山萬戸)として勤務したことがありました。1587年に女真族が攻撃して来た際、 李慶禄とともに戦い、これを撃退しましたが、疑いをかけられて解任されたことがありました。



1860年、帝政ロシアと清国の間で締結された北京条約により、この島はロシア領になりました。 この事実を遅ればせながら知った朝鮮国では、1883年に西北経略使・魚允中を派遣、「鹿屯島は砂が 溜まってロシア側にくっついてしまったが、住民は朝鮮人ばかりで、中国人もロシア人も一人もいない」との報告を受けました。



1937年には沿海州在住の朝鮮人が中央アジアへ強制移住させられ、鹿屯島もガランとしてしまいました。 1984年、北朝鮮とロシアが国境問題について会談したものの、鹿屯島については特に成果がなかったそうです。 1990年には韓国がソウル駐在ロシア公使に島の返還を要求しましたが、成果がありませんでした。

島の面積については昔から諸説ありますが、ソウル大学のチームが最近調べた結果では、32平方キロ程とのことでした。 八丈島の半分ぐらいということになります。

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