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［経済］　5万ウォン札、最近は延吉で《貴重品》 ▲資料写真(写真は記事内容と無関係) 旧正月が過ぎて韓国行に出る人々が増え、5万ウォン札が延吉で《貴重品》の待遇を受けており、話題になっている。 韓国出国に先立ち、延辺の多くの人々が携帯しやすい韓国の5万ウォン札を多く求めたせいで、5万ウォン札の需要量が 大きく膨らみ、1万ウォン札よりも5万ウォン札が闇市両替取引でより高い価格を付けられるなど、大いに歓迎されるためだ。 旧正月の前まででも韓国ウォン対人民元のレートは銀行と闇市の価格差がさほど大きくなく、銀行でも貯金した5万ウォン札を 自由に再び簡単に取り出すことが出来たが、旧正月後の状況は大きく変わった。 2月26日、延辺交通銀行などの商業銀行が告示した韓国ウォン対人民元の交換価格は現金買入価格が1万ウォン当り人民元 56元70銭だったが、延吉市の外国為替取引闇市の5万ウォン札を前提とした韓国ウォン買入価格は57元80銭で、何と商業銀行より 1元10銭も高かった。 5万ウォン札でない1万ウォン札は価格を高く出来なかったり、最初から受け付けもしないという 闇市取引業者もあるほどだった。 2月5日、今年に入って韓国ウォン対人民元の両替現金買入価格が1万ウォン当り人民元58元と最高価格を記録した後、再び 56元台に急落、地団太を踏んだ韓国ウォンの所持者に、最近は闇市の韓国ウォンレートが誘惑的な価格となっており、ただし 5万ウォン札という前提条件がついているため、5万ウォン札の引き出し戦争が熱くなっているのだ。 2月26日、延辺交通銀行で貯金したお金を全て5万ウォン札に換えることを希望する多くの人々を見ることが出来た。 しかし銀行では5万ウォン札需要者の急増により、準備しておいた5万ウォン札が不足し、やむを得ず1万ウォン札を 支給するほかなく、どうしても5万ウォン札をと要求する顧客とのトラブルが広がっている。 延吉市の崔さんも交通銀行に貯金した韓国の金を全て5万ウォン札で受け取りたいと望んだが、1万ウォン札しかなかったため 引き出しを諦め、明日もう一度銀行に来てみると語った。 交通銀行のある事業関係者は、最近になって韓国の5万ウォン札を 求める人々が急増したことにより、銀行が5万ウォン札を要求する貯蓄者の全てを満足させるのは難しいとしながら、銀行でも 5万ウォン札貯蓄が入って来て初めてその金を引き出す人々に渡すことが出来るので、5万ウォン札による支払いは当分は 難しいだろうと見ている。 延吉・西市場付近の外国為替闇業者によれば、現在5万ウォン札が優遇され、また、為替レートが銀行よりはるかに 高まっていることにより、最近になって銀行で韓国の金を引き出す人々が増えた反面、韓国の金を貯蓄する人々は 以前よりはるかに減ったと語った。 （吉林新聞　２０１１年２月２６日） Copyright(C) 朝鮮族ネット