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［社会］　青年湖埋め立て、市民投票していたら 最近、延吉・青年湖の埋め立てにつき、張正一(文学評論家)、蔡永春(州宣伝部副部長)、 金俊煥(延辺日報記者などの)言論人や知識人たちが新聞紙上にて、<<しっかりと残っていた自然が懐かしい>>と遺憾を述べている。 張正一は、<<私たちの都市建設は行政主導の要素が多いので、それだけ威力的な面がある反面、熟慮不足による 物足りなさが残る場合も少なくない。 都市建設の重要な決定には慎重を期さなければならず、市民や専門家たちの 意見収斂が必要なのもそのためだ。 今回の青年湖もそうだ。 市民投票が実施されていれば、青年湖の消失を望む人が 果たして何人いただろうか？>> ▲今は記憶のみに残る延吉・青年湖の姿 都市建設の<<市民投票>>、実のところ<<市民都市を市民が建設する>>というのは、具体的な措置と市民主体、市民参加の表現といえる。 何年か前、図們市中にある<<東北解放記念塔(ソ連赤軍烈士記念碑)>>を移設することになり、具体的な場所まで確定した という情報に接した筆者は、<<記念塔、どうしても移設しなければならないのか？>>というトップ記事を発表して《文化遺跡を 保護しなければならない。 遺跡は歴史文化に対する尊敬だけでなく人々がこの都市に集結している理由だ》《古代遺跡は博物館に 保存するのではなく、もともと存在している場所にしっかりと保存しなければならない》という著名な教授・余秋雨の指摘、 文化遺物を保護しなければならない重要性、知識人たちの意見聴取などを提示した。 この記事が発表された後、 図們市は<<東北解放記念塔>>の移設を諦め、市民たちの評価を高めた。 ところが、これとは別に昨年、図們市は行政主導で市中にあった図們市中医院を奥まった場所に移し、市民の不満の声は もちろん、中医院ですら上級の行政決定に対して不満を表明した。 韓国・安山市へ行ってみると、様々な公共場所で安山市の市長が運営する<<市民提案制度運営案内>>が目についた。 安山市の市長は、<<市民の創意的意見を幅広く取りまとめ、効果的に行政に適用することで市政をより能率的かつ発展的に遂行し、 市民の生活の質を向上させるため、市民提案制度を運営するので、市民の皆様の参加をお願いしたい>>という案内文と共に、 <<市民提案制度運営>>の受付時間、提出書類、受付方法、提案内容、優秀提案の表彰および問い合わせ電話などの内容を具体的に 明らかにした。 市民参加を渇望する市長の気持ちが表われていた。 瀋陽市も何年か前から<<人民建議応募受付室>>を設置し、建議無料通信、建議奨励制度など実際的な措置で良い効果を得ていると いう記事を読んだことがある。 ここでも<<人民都市を人民が建設する>>と口では言うものの、他所の人々のように実質的な措置が伴わないところが空しい。 筆者は、私たちも制限された<<人民代表大会提案>>の枠組だけにぶらさがらず、先進国や兄弟都市の先進的な<<大衆参加施策>>を 見習い、全住民、市民の意見を幅広く取りまとめ、効果的な適用で私たちの生活の場所をさらに清く美しくさらに文化的に 建設することを期待したい。 この方向で市民参加を扇動し、ブームも大きく起こしながら。 （吉林新聞　２０１１年１月２８日） Copyright(C) 朝鮮族ネット