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[教育] 課外体育活動の質的向上のための開発・施設拡充を

調査研究を通じて次のようなことが分かる。

1.中国朝鮮族の中学生たちは、約75%の比較的高い課外体育活動参加率を見せているが、男子学生が女子学生に比べて 相対的に高い参加率となっている。 約17%の中学生が毎週3回以上、課外体育活動に参加し、1回30分以上の課外体育活動に 参加する中学生は約47%を占める。 1回30分以下の課外体育活動に参加する女子学生は約50%を占める。 そして体育人口 標準に到達する朝鮮族中学生は32%を占めており、漢族よりさらに高い到達率を見せているが、国で規定した“学校体育条例”の 要求と比べると、大きな差を見せている。

2.中国朝鮮族の男女中学生たちの運動の動機は、共通した傾向を示しているが、交流、運動体操などの面で異なった面を 現わしている。 そして運動参加の主要な方式は“指導なしで友人とともに”を中心に、“個人的な運動”を主としている。 課外体育活動の主要な場所は“学校の運動場所”を選択、約10%の男女中学生は“金を受け取る公衆場所”を選択した。 このような選択は“お金を払って健康を買う”という“消費観念”が次第に朝鮮族学校に現れているということを示している。

3.中国朝鮮族の中学生の課外体育活動参加種目は性別特徴と簡単で分かりやすい特徴を示している。 男子学生は牽強な性格、 競争力の高い運動種目を選択し、女子学生は身体の接触がないバレーボールなどの運動を選択している。 その他にもテニス、 水泳など運動種目はすでに多くの中学生の関心と興味を呼び起こしているが、体育施設の不足によって現在、少なからず制限を 受けている状況だ。

4.行き過ぎた学習圧力のために多くの中学生が課外体育活動に参加する時間がなく、また、体育施設も立ち遅れており、 体育活動への参加に大きな制限をもたらしている。 それだけでなく、体育活動に対する興味、体育教員の正確な指導の不足は、 相変らず課外体育活動を阻害している主要因の一つになっている。 そして体育教員の学歴、伝統的な封建思想なども、 相変らず直接または間接的に中国朝鮮族の中学生の課外体育活動の参加に影響を与えている。

5.本研究の結論だけでは、現在の中国朝鮮族の中学生の課外体育活動の経常化と質的向上のための実質的な支援を要求するには 多少不十分である。 それゆえ、これについての継続的な研究が切実に要求され、次のような提言をしたい。

まず、中国朝鮮族の中学生の課外体育活動の質的向上のための開発と学校体育施設の拡充が切実に要求される。
二番目に、現行の課外体育活動の実態を見て学校(小規模学校)に対する課外体育活動の活性化方案についての研究が必要だ。
三番目に、中国朝鮮族の小中学校の地域的特性と学校の規模に応じた課外体育活動の運営方案に対する研究が必要だ。
四番目に、朝鮮民族の伝統文化の継承と健康のための相撲、ブランコ、板跳びなどの普及が望まれる。
/カン・ユンチョル(延辺大学民族体育研究所所長)

(延辺日報 2011年1月24日)
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