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[教育] 学校体育の現況および問題に関する分析

青少年は祖国の未来であり、民族の希望であり、21世紀の主人公として歴史的な重責を担っている。 1995年6月20日、 国家で頒布した“全国民健身要綱”の中で、下記のように明確に指摘した。 “青少年と児童は計画を実施する重点対象だ。” “‘9.5’計画と2010年展望目標概要”では、“学校体育を強化し青少年の身体素質を改善する”と指摘した。 これらの政策は、 新世紀の我が国の学校体育事業の方向を示、新しい任務を提起した。

朝鮮族学校体育は我が国の学校体育教育体制の重要な構成部分であり、党の民族政策の陽光の中ですでに正常な軌道に入っており、 課外体育活動、科目設置、授業内容、場所・機資材の装備、指導重視程度などの様々な面で大きな進歩を見せてはいるが、 同時に一部、不足な点も表出している。

体育教員の状況

現在、100%の朝鮮族中学校で体育教員がいるが、体育授業の需要を基本的に満足させているのは68.18%の学校だけである。 教師陣を見ると、30歳以下が47.06%を占め、31歳〜40歳が34.31%、41歳〜50歳が14.71%、51歳以上が3.92%を占める。 このように青年教員が多数を占め、中年教員の比率が非常に低い。 男女体育教員の比率は19:1で朝鮮族中学校教員の人数と 学級数の比率が1:4だ。 教員の学歴を見ると、朝鮮族中学校の体育教員中69.78%が大学、専科大学以上の学歴を持っており、 そのうち師範学院卒業生が59.16%を占める。 この他にも中等専門学校あるいは高校の学歴を持った教員も一定の比率を占める。 こうした状況は東南沿海地域や発達した内地の学校とは大きな差があるが、中国西部辺彊地域よりは優れている。 資料によれば、 現在“中国西部農村は16%の学校がまだ体育科目を開設出来ておらず、28%の学校が‘体育授業概要’を実施することが出来ていない。 さらに約35%にもなる学校には体育教員がいない。”(中国大衆体育現況調査研究課題組- ‘中国大衆体育の現況調査と研究’から引用)

体育授業の状況

現在、100%の朝鮮族中学校で体育学課を開設している。 そのうち78%の学校が国家規定により一週間に二回ずつ体育授業を しているが、22%の学校ではこの規定を正しく執行することが出来ていない。 その他にも多くの学校が一面的に進学率だけを 強調している一方で高校3年になるとほとんど体育授業がないという状況だ。 体育授業の内容も国家で統一した授業大綱どおりに せず、一部の学校は一部の種目ばかり重視して体操、陸上などの基礎種目を軽視している。

課外体育活動の状況

1995年、進学時体育試験制度が実施されるようになってから、学校、父兄側は体育授業と課外活動を重視する ようになった。 そして体育授業と課外体育活動がより活発になった。 課外体育活動は学校体育の重要な構成部分であり、 現在100%の学校で授業間体操をしながら、冬には適当なランニングをする。

大部分の学校で“教育部が小中学生は毎日1時間の体育活動を保障することに関する通知”(1982年6月12日)の要求を執行 出来ていない。 選手チームの訓練は成人化、突撃化、単一化傾向に進んでいるので、教員とコーチの資質がより向上 されなければならない。

場所・機資材の状況

国家の“中学校体育機資材建設装備目次”の要求によれば、16種類の機資材が備えられなければならない。 だが、 調査結果で見ると、鉄棒、砲丸、マット、平行棒の4種類しか用意出来ておらず、その質も低い。 現在の中学校の場所・ 機資材は種類、数量、質のいずれもが学校体育学の要求を満足出来ていない。

総合的に見て、現在、我が国の朝鮮族学校体育教員が人員上不足しており、特に女性教員が少ない。 その原因は、まず、 プロ精神が欠如し、職業をたやすく変えるところにある。 二番目に、封建思想の影響で女子が体育をしたがらないこと。 三番目に、体育教員の職位が低く、また、体育教員の学力水準と業務水準が高くなく、学校での研修機会が少ないのだ。 その他にも体育科目の内容設置、場所・機資材の装備、課外体育活動などの様々な面で問題点が存在する。 今後の事業で 教員陣の建設を強化しなければならないだけなく、教員陣を安定させ観念を更新するべきであり、同時に体育授業を改革 して授業の質を向上させるべきで、事実を知り是非の判断が出来るように課外体育活動を展開して場所・機資材の装備を 強化しなければならない。

カン・ユンチョル教授(延辺大学民族体育研究所所長)

(延辺日報 2010年12月26日)
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