xxxxxxx
朝鮮族ネット 中国の朝鮮族に関するニュースポータルサイト Search by Google:
ホーム 朝鮮族概要 地域紹介 政治 経済 歴史 観光 ショッピング コミュニティー お問合せ



[社会] C-3入国同胞の技術研修で知っておくべきことは?−韓国

法務部外国人政策本部滞留管理課・李ムンハン室長に聞く


▲吉林新聞と韓民族新聞の取材を受けている法務部外国人政策本部滞留管理課の李ムンハン室長(右)

12月22日、今年、朝鮮族社会で話題を集めているC-3入国朝鮮族の技術研修と関連して、今回の技術研修が 朝鮮族の韓国入国から今後の韓国での生活定着に至るまでどんな影響を及ぼすことになり、また、技術研修を実施する ことになった趣旨と目的、その実施方法についての新しい照明をしてみようと、韓民族新聞社と吉林新聞社が共同で 韓国法務部外国人政策本部滞留管理課の李ムンハン室長との対談を持った。

取材チームを迎えた李ムンハン室長は、在外同胞の技術研修についての正確な理解とその趣旨を熟知してくれることを 願いながら、いまだに多くの同胞や団体でその真の趣旨を理解していないことが残念だといいながら、メディアでは率先して 正確かつ迅速な報道と情報伝達に努力してくれるよう頼むと語った。

在外同胞技術教育支援団は去る7月12日、法務部連携機関として設立された後、9月3日には法務部から非営利社団法人の許可を 受け、国内で就職しようと考える在外同胞に対して就職前に関連産業分野の技能を習得出来るように支援し、国内で習得した 技術を帰国後に活用出来るように支援することにより、居住国内で安定的な生活をすることを支援するための目的で設立された。 以後、韓国に入国した在外同胞技術教育希望者および終了者に対する各種の滞留許可推薦、教育機関(組合員)選定および管理・ 監督を進行し、技術教育を履修した技術教育生に修了証を発給し、技術教育関連の各種相談および苦難解消を含む在外同胞の 国内生活安定支援事業を推進している機関だ。

在外同胞技術教育支援団は現在、105種の業種と200余りの学院を指定し、C-3ビザで入国した同胞の技術教育を進めており、 技術学習を始めて4ヶ月ぶりに試験に合格し、資格証を発給を受けてH-2ビザを申請した同胞もいる。 しかし、C-3ビザで入国 した同胞の文化的な差と韓国での生活適応に多少差がある状況で、すべての人が簡単に資格証を取ることが出来る状況ではない。 このような問題のため、朝鮮族社会と法務部、技術教育支援団でも解決策を模索している段階であり、今のところはすべての 人々の満足を期待することは難しい状況だ。 しかし、明らかなことは、今回の政策が同胞たちに技術教育の機会と韓国入国の 機会を与えるための方案であるということを、同胞や同胞団体およびメディアでしっかりと認識し、これについての趣旨と 目的に対しもう一度同胞が熟知してほしいというのが、政策を推進した滞留管理課の方針であると李ムンハン室長は強調した。

韓国法務部で集計した資料によれば、現在、中国現地で抽選を待つ朝鮮族は約8万 7千人余り、彼らが正常なクォーター制に 入ってくるためには、さらに何年か必要であるのが実情だ。 だが、国内の景気が良くないため、韓国労働部では外国労働者の 導入を凍結した状態なので、今後、同胞の正常な入国も容易ではない。だが、短期ビザで入国して技術教育を受けた同胞が自然に 就職ビザに変更出来るこのシステムは、同胞たちにきわめて有利な政策であるというのが法務部や技術教育支援団の判断だ。

また、この政策を継続するためには、朝鮮族の積極的な参加が必要だ。 特に国内の経済事情が良くないという現実において、 本当に韓国国内で生活定着に必要な技術や環境適応に役に立つ教育を受けたい朝鮮族だけが、今回の政策に協調して参加すれば 良いという。 それ以外に、高齢の同胞たちが技術学習に困難があるのであれば、次の抽選を待つ方がよいという。

最後に、すでに技術教育登録を終えた同胞は、技術教育を受けると同時に、法務部で定めた遵守事項を厳格に遵守することで 被害を受けないように願うとし、打ち続くブローカーのトリックにひっかからないことを希望すると語った。

(吉林新聞 2010年12月25日)
Copyright(C) 朝鮮族ネット