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[教育] 辺彊民族教育の強固な陣地に位置づけられて


▲集安市朝鮮族学校・朴正福校長.

辺彊都市・集安の大禹山麓に朝鮮民族の言語、文字を堅く守りながら民族教育の陣地を守っている集安市朝鮮族学校が 厳然と存在している。

生徒の減少により、2004年9月、集安市の12の朝鮮族小中学校が合併して一つの総合寄宿制学校として新しく創立された 集安市朝鮮族学校は、幼稚園、小学校、中学校、職業高校が一体化した学校だ。

今日、集安市朝鮮族学校は集安市の教育系統で誇らしい位置を守っており、活発な教育の雰囲気で溌刺とした発展を見せている。 長年の間、奮闘努力した甲斐あって、学校は何度も市目標管理1等賞、継続教育先進学校、教育成績1等賞を受け、1997年、 吉林省少数民族職業教育先進学校に当選したりもした。 この他、三言語競演で1等賞の栄誉を何回も受け、吉林省電子オルガン競演でも 30回の金賞を、全国電子オルガン競演で15回の金賞を受けて来た。

集安市朝鮮族学校の合併は、辺彊地域散在都市で次第に歪んで行く朝鮮民族の教育を生き返らせた画期的な壮挙といえる。 学校の建設に必要な資金を獲得するため、集安市朝鮮族学校の朴正福校長は、集安市政府に足が擦り減るほどに通い、 生徒を確保するために教員たちは朝鮮族の各家庭を一つ一つ訪問しながら両親たちを説得、子供を朝鮮族学校に行かせるようにした。 困難の多い山間地域で朝鮮民族の教育を強固に続けるためには、誰よりも多くの血と汗を流さなければならなかった。

4歳の幼稚園生と18、19歳の高校生、職業高校生が共に寄宿舎生活をしている場面。これはどの学校でも見ることが出来ない、 微笑ましいながらも気の毒な状況だ。 韓国への出稼ぎブームは、深い山の中にある山間都市・集安にも容赦なく吹き荒れた。 朝鮮族家庭の青壮年たちは、ほとんど皆が韓国へ出稼ぎに出て行き、家に残っている者は老人だけ。 教員は先生であるだけでなく 両親も同然だった。 学校で生活の面倒を見て、幼い子供たちを世話しなければならず、彼らのあらゆる生活消費を整えなければ ならなかった。 学生たちは先生の自宅を≪母の家≫と親しく呼ぶ。 ≪母の家≫を自分の家と考え、先生を母親として見ている。


▲秩序整然とした学校の食堂。教員たちは常に生徒たちが食事した後に昼食をとる。

合併後、何年かの間の発展過程を経て、学校の教学管理秩序は基本的に確定し、基本的に安定した。 学生数が日増しに 減ることについて、学校指導部のメンバーと教員たちは、深い心配を見せながらも残りの学生が1人だけになる時まで学校を守ろう という決心が堅い。

集安市朝鮮族学校は現在、16のクラスに分けられており、在校生が合計320人だ。 そのうち幼稚園が4クラス、小学部が6クラス、 中学部が3クラス、職業高校が3クラスだ。 職業高校は韓国語、英語、日本語、翻訳、朝鮮語、コンピュータなどの学科を設置し、 観光サービス業に適応する通訳、サービス、財務、文書処理などの人材を心を込めて育てている。 就職率が95%に達し、 韓国の韓南大学校、済州産業情報大学校、昌信大学校と姉妹の縁を結び、優秀な学生たちを韓国へ留学させている。

(吉林新聞 2010年11月2日)
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