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[文化] 第1回尹東柱文学祭、延吉で開催


▲開幕辞を述べている延辺朝鮮族文化発展推進会・趙成日会長

延辺朝鮮族文化発展推進会主催、延辺青年国際旅行社大橋営業部の後援による第1回尹東柱文学祭が、10月28日から 29日まで延吉白山ホテル、龍井中学、尹東柱生家(明東)で盛況裏に開催された。 祭には、文学芸術界の文人と芸術家、 延吉市民、龍井中学校の学生と教員、尹東柱が生まれた明東村の村民など400人余りが参加した。

今回の文学祭は2部で構成されており、第1部(10月28日午前白山ホテル大会場)は文学祭開幕辞、《ユンサモ》(尹東柱を 愛する集い)設立趣旨報告、特別講演、尹東柱の詩朗読と詩歌フォーラム、祝賀公演などの順で構成され、第2部(10月29日 午前白山ホテル大会場、龍井中学校、龍井市明東)は尹東柱大橋奨学金授与式、尹東柱詩碑と尹東柱生家の踏査などの内容に なっている。

第1部では延辺朝鮮族文化発展推進会・趙成日会長の開幕辞と《ユンサモ》許ウンボク会長の《ユンサモ》設立趣旨報告に 続き、延辺大学校・金虎雄教授の《空と風と星の詩人−尹東柱論》、韓国延世大学校・李ホヨル博士の《尹東柱の詩の世界》 特別講演があり、延辺ラジオ映画TV放送芸術団1級俳優・金イルグァン、高フジャ、詩人・石華、金ドンジンなどの尹東柱を 愛する歌などが見事に披露された。 延辺朝鮮族の作曲家が尹東柱の詩に曲を付けた《序詩》(黄ヤンムク曲)、《新しい道》 (ファンさんムク曲),《目を瞑って行く》(韓チョンジャ曲)、《貝殻》(韓チョンジャ曲)、《山びこ》(韓チョンジャ曲)等を 延辺歌舞団合唱団と歌手の金ソンヒ、姜ファが熱唱、祭の雰囲気を高め、延辺音楽家協会合唱団とジンオモニ合唱団の 祝賀公演もやはり聴衆の好評を受けた。


▲合唱団の祝賀公演

第2部では延辺日報社と尹東柱対校奨学会の主催の下、延吉白山ホテル大会場で30人余りの学生たちに尹東柱大橋奨学金を授けた。 今回の第3回尹東柱大橋奨学金授与式で尹東柱大橋奨学会・許ウンボク会長の挨拶、延辺日報社・金泉副主筆の祝辞、延辺日報 《サランハンマダン》の担当記者・車スンヒの《延辺日報サランハンマダン》の状況報告と祝賀公演などがあった。

奨学生たちは、主催側に熱い感謝を表しながら、勉強して民族と国に寄与することで報いたいと決意を新たにした。


▲龍井中学校の教師・生徒らが尹東柱詩碑の前で詩朗読をしている。

奨学金授与式を終えた後、この行事に参加した20人余りの文人と延辺大学鐘の音文学社の学生たちが龍井中学校の校庭に たてた尹東柱詩碑と龍井市明東村にある尹東柱生家を現地調査した。 龍井中学校の40人余りの教員と学生たちが尹東柱詩碑の 前で尹東柱の《序詩》集団朗読を行い、尹東柱生家広場では明東村の村民たちの尹東柱《序詩》集団朗読と共に尹東柱文学祭を 祝う民俗遊びが異彩を放った。 尹東柱詩碑、生家踏査には朝鮮民族の著名な抗日運動家で教育家の金躍淵先生のひ孫・ 金オククムさんも参加した。

趙成日会長は、《延辺の土に尹東柱文学祭が浮上した》という開幕辞で尹東柱文学祭の趣旨に言及し、第1回尹東柱文学祭を 発端として今後、毎年持続的に開催する意向を明らかにした。 引き続き趙成日会長は《今回の祭で五首の尹東柱の詩に 私たち朝鮮族の作曲家たちが曲を付けて本格的に舞台に上げたのは、いいかえれば延辺での尹東柱詩歌公演が 朝鮮族文化芸術史上、最初となる壮挙》であり、《文人だけでなく一般人もたくさん参加したことは、今回の祭の特色》だと 指摘した。 また《主催側は文学祭の規模、文学祭プログラムの多様化、文学祭の雰囲気、文学祭の群衆参加のすそ野を広げる ことなどに気を遣った》と表明した。

(吉林新聞 2010年10月29日)
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