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[経済] 今年、吉林省の作物総生産量が史上最高に


▲豊作の喜びを抱いて秋の取り入れに忙しい農民たち

農業部門の概略的な予測統計によれば、2010年、中国東北地域の作物生産は大豊作をおさめ、作物生産量が またもや新記録を打ち立てることになりそうだ。 そのうち、吉林省の省全体の作物生産量は590億斤、2008年の 568億斤を超えることにより、史上最高記録を越えるものと予測される。

吉林省の作物生産は今年、非常に多難な一年であった。 春には気温が低くなり、降雨が多く、夏には西部地域が激しい 日照りに苦しめられ、また、特大洪水など一連の極端な気象災害の影響で作物生産はこれまでにない試練に直面した。 これに対し、吉林省党委と省政府では高い関心をもって重視し、大変な努力で作物生産を取り仕切った。 省全体が共同にて 努力し、力をつくして戦った結果、様々な難題を効果的に解決し、各種の自然災害を勝ち抜くことが出来た。

大きな災害を受けた今年に大豊作をおさめることが出来たのには、主に次のようないくつかの理由があったようだ。

省全体の作物播種面積が7194万 9000畝に達し、前年同時期比で267万畝増加した。 そのうち、とうもろこしは4963万 4000畝で、 前年同時期比305万畝増加、稲は1073万 5000畝で19万畝増加、《2高》(高生産・高効率)作物が324万畝増加して年間の作物の 豊作にしっかりとした基礎を作った。

省全体の各種畑作物苗保護率と良品度が普遍的に2009年より良好で、とうもろこしの苗の平均保護率は97.3%に達し例年より 3%高く、昨年より1%高かった。 豆類の苗保護率は96.4%に達し例年より4%高く昨年同期のような状態を維持した。 とうもろこし、豆など畑作物の3類の苗比率は5%低く、数年間で最も低い一年であった。

省全体で講習を受けた基層農業労働隊員は3100人、科学技術モデル世帯は3万世帯、農民科学技術指導者は25万 6000人、 農民は延べ人数で合計439万人に達した。

今年、省全体56県市区の298の郷鎮で作物・食用油高生産量実現活動を展開し、とうもろこし、稲、豆の3大作物を中心に 266万畝の作物・食用油高生産量モデル地を建設、1165の村、20万 8000世帯の農家と172万 1000分畝に及んだ。

省全体で延べ人数48万 8000人、日照り対策の井戸10万 3000ヶ所、ポンプ場276万台、機動運水車3万 1000台、2億元の資金を 日照り対策に投じ、日照り対策の灌漑面積は766万畝に達した。

省全体の水災地域で672万 5000畝の畑に溜まった水を排出し、倒れた作物153万 1000畝を蘇生し、野菜温室2万 808棟を修理した。

全体的に今年の吉林省の作物生産は《5つが増加して1つが良い》という結果になった。 一つは作物播種、特に高生産量穀類の 作付面積が顕著に増加した。 2つ目は生産投入が増加した。 資金と化学肥料の投入がいずれも史上新記録を打ち立てた。 3つ目は作物苗の保護率が増加した。 省全体のとうもろこしと豆の平均作物苗保護率がそれぞれに高かった。 4つ目は新技術、 新品種の普及面積が広くなり、生産量が高く、粉食品に利用可能なとうもろこし品種の比率が増加した。 5つ目は高生産量モデル面積が 増加した。 6つ目は作物生育の各項の指標が時期ごとにそれぞれ前年同時期より良かった。

今年、吉林省は特大豊作の年を迎えた。

気象条件で見ると例年より厳しい局面が多く、気温も高く、積算温度が多かった。 また雨が降って暑さが伴い、 その按配が比較的良かったことも農作物の生長発育の需要を満足させた。

地域別に見ると、今年、東、中、西部地域に雨が降り、暑さの条件が良く、地域間の農作物生育状況が比較的バランスが 取れていた。作物の主要な生産地域の作物生産量がいずれも明確な増加傾向を見せた。

災害が発生した水準で見ると、今年、省全体では春季の播種期に気温が低く降雨が多かく、6月には日照り、7月下旬と 8月中旬には洪水災害が発生したが、災害面積と被害程度は2009年よりはかなり少なく、作物生産に及ぼした影響も大きくなかったこと、 洪水災害は主に作物の主要な生産地域以外で発生したため、省全体の作物豊作はすでに確定的と言うことが出来る。

(吉林新聞 2010年10月18日)
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