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[経済] リンゴ一玉2100元、今や農業も経営の時代

第3回中国・琿春孟嶺セレンリンゴ狩り観光祝祭の珍しい風景



セレンリンゴ一玉が2100元で競売されたと言えば、誰も信じないだろう。 だが、10月9日、第3回中国・琿春孟嶺セレンリンゴ狩り 観光祝祭でこの珍しい光景が多くの人々を驚かせた。

朝5時20分、祝祭行事の重要な一環である現地リンゴ狩り体験に参加するため、州内の観光客を乗せたバス、乗用車の 行列が続き、“北国の小江南”と呼ばれるセレンリンゴの故郷-琿春市孟嶺村へ向かって出発した。

今回の祝祭のメイン会場である琿春世紀広場もやはり、祝祭の雰囲気で沸き立った。 これまで2回のリンゴ狩り観光祝祭とは 違い、濃厚な広場の雰囲気で新しい一幕を演出していた。 《リンゴ王》審査、リンゴ食い競争、《リンゴ王》に輝いた リンゴの競売など、多様な行事とともに琿春歌舞学校、琿春市文化館の芸能人たちの多様な踊り、歌で、大会の雰囲気を 絶頂に引き上げようと努力する主催側の思いもまた、それだけ深かったようだ。

“1000株ほどのセレンリンゴを栽培しているが、やっと600株ほどの果物が出来始めました。それでも今年の純収入を 6万元ほどが見込まれますから、それだけリンゴ農業も儲かるようになって来ました。”

大型の葉タバコをくゆらせながら話す金ジンゴンさんの顔には、満足した気持ちを読み取ることが出来た。 1000株余りの セレンリンゴを栽培しているが、ぼつぼつ元を取ろうという考えのようであった。

リンゴ王審査のイベントでは、その前に既にリンゴ食い競争が行われていたが、彼らの関心事は《リンゴ王》審査と 《リンゴ王》に輝いたリンゴの競売だけだった。 それもそのはず、それは一種の栄誉の象徴だったからだ。

結局、《リンゴ王》審査は延辺農学院、延辺農業研究所などの資格の高い専門家たちの真剣な審査により、李ホシンさんが 送って来た見本リンゴ、その他11戸の農家が予選を通過して送って来た“候補選手”たちをあっさり退け、断トツで2010年 《リンゴ王》の桂冠を受けたと同時に、激烈な競売を経て2100元にて競り落とされたのだ。 リンゴ一玉に2100元・・・実に 新時代の農民たちだけが享受出来る栄冠であり、農業も経営の時代になったことを知らせる最初の出来事といってもよかった。

2007年、中国緑色食品発展センターの審議評価を経て、“孟嶺”ブランドのセレンリンゴは緑色食品A級製品の認証を受け、 2008年にはその独特の品質と味で一躍“延辺有名ブランド農産品”の栄誉を受け、2009年10月29日には日本環境科学株式会社などの 権威ある機構の検査測定を経て、農薬残余物“ゼロ“、糖分15.0度で対日本輸出緑色製品標準に完全に適合するという評価まで 受けた。 その影響で孟嶺村のセレンリンゴは国内だけでなくロシア極東地区にまで広く販売されている状況だ。

祝祭直前の10月7日、孟嶺村では出荷するリンゴを待つ内モンゴル、瀋陽、ハルピンなどの地域と大都市の商人が大型トラックを 待機させているところを目撃することが出来た。

“甘くて汁が多く、しかも人体に極めて重要なセレンまで含まれているのも良いが、保存可能期間が長く、 錦上に花を添える魅力を持っていますね。 冬が長い北方地区では、陽暦正月、旧暦正月、二つの大きな機会をうまく捉えれば、 それこそ大当たりするでしょう。”

黒龍江省チチハル市から来たという陳という姓を持つ仲介商の率直な告白であった。

このように孟嶺村のセレンリンゴは、噂に政府の広報まで加勢し、先導区の窓口都市にまた一つ新しい魅力を誇示することになった。

写真説明:《緑色食品A級製品認証》、“延辺有名ブランド農産品”の栄誉を受けた“孟嶺” ブランドのセレンリンゴと、赤く熟した果樹園の風景。

(延辺日報 パク・ドゥクリョン記者 2010年10月11日)
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