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[文化] 中国の英雄になった‘朝鮮族’金敬道



中国に住む200万朝鮮族の誇り・金敬道(18・延辺)が、16億大陸人民の英雄に浮上した。

朝鮮族出身ながらも中国青少年代表の主将を担当している金敬道は、5日、中国・山東省淄博市で開かれた 2010アジアサッカー連盟(AFC) U-19選手権大会A組予選2次戦で、シリアを相手に2ゴールを決めた。 中国は金敬道の 2ゴールをもって2-0で勝利、2連勝でベスト8進出を確定した。

赤の主将腕章をはめて競技場に出た彼は、前半5分、左側から上がって来たコーナーキックを感覚的なヘディングシュートに つなげ、先制ゴールを決めた。 彼は競技終了直前にもゴールを決め、完勝を掴んだ。 金敬道は競技を終えた後、"初めての ゴールが思ったより早く入って、競技が楽になった。 全員が一つになって勝点3を得られ、嬉しい"と語った。

金敬道の主将抜てきは、1965年に朝鮮族選手で構成された吉林省代表チームが全国リーグを制覇して以後、朝鮮族サッカー界 最大の出来事だった。 1950年代から朝鮮族の中国代表選手が着実に出てきた。 だが、主将は金敬道が初めてだ。 延辺サッカーチームの鄭憲哲総経理は、"実際のところ、サッカーは民族性を排除することは出来ない。 90年代中盤、 朝鮮族の中国代表派閥が切れてしまい、 漢族中心に選抜されるほかなくなった。 200万人に過ぎない朝鮮族出身が代表チームの 主将まで引き受けたというのは、それだけ金敬道の実力が卓越しているということ"と強調した。

2008年にU-17代表になった金敬道は、昨年主将に抜擢された。 実力中心にチームを導いた宿茂臻監督の勇断だった。 忠清南道・唐津の食堂で仕事をする金敬道の母・金チュンオク氏は"最初、主将になったという知らせを聞いて、信じられませんでした。 昨年9月、木浦に中国代表チームが来て競技をしたことがあります。 監督様に感謝の挨拶をしたところ、''敬道は主将の 資格が充分だ'として、私に何の心配もせずに過ごして下さいとおっしゃいました"と回想した。

金敬道は苦しい暮らし向きのため、両親と離れて暮らしている。 金チュンオク氏と父親・金ムンハク氏は2003年から韓国で 働いている。 金ムンハク氏の仕事場は京畿道龍仁であり、夫婦も一緒に暮らすことが出来ない。

金敬道は"苦労する両親は私を動かす力"と語る。 イニエスタ(バルセロナ)に憧れ、パク・チソン(マンチェスター・ユナイテッド)の ように走りたいという彼は、"朝鮮族を代表して中国代表チームの主将になれて光栄だ。 今回の大会で優勝を目標に走る"と 覚悟を明らかにした。 金チュンオク氏は"普段あまり喋らない子で、一度はあまりにも荷が重いと訴えてました。 朝鮮族と して代表チームに初めて入った時、精神的苦労を随分としたようです。遠くから眺めるほかなく、心がとても痛かった"と して涙を浮かべた。

金敬道の未来は大きく開いている。 朝鮮族特有の体力と闘志を受け継いだ彼は、パス能力が優れ、中国が注目する ミッドフィルダーに成長している。 中国のプロチームはもちろん、韓国Kリーグへの進出も可能だ。

(黒龍江新聞 2010年10月11日)
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