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[社会] H2ビザ当選後、韓国に残るべきか中国へ帰るべきか?


▲9月12日、韓国語能力試験を受けに延辺大学試験場へ向かう訪問就業制待機者たち

9月29日、2010年度訪問就業制無縁故同胞公開抽選選抜者名簿が公布された後、17,850人の訪問就業制待機者が 抽選を経て、今後5年間、韓国で合法的に滞留及び就業出来るH2マルチビザの発給を受けることになった。

ところが、今回の抽選で当選した一部の訪問就業制待機者たち、特に既にC3ビザの発給を受けて韓国に入国した人々は、 韓国にそのまま残って研修を受けながらD4ビザに変更するべきか、それとも中国に帰って来てH2マルチビザに変更するべきか、 と悩んでいる。

記者が中国駐在韓国瀋陽領事館の関係者に聞いて調べてみたところによれば、韓国に出国しているC3ビザ所持者が今回当選し H2ビザに変更するには、中国に戻らなければならず、韓国にそのまま残る場合、D4ビザ変更のための研修教育を 必ず受けなければならない。

9月に短期総合(C-3,090)査証で韓国に出て行った和龍市の許サンドク氏は、今回の訪問就業制抽選で当選し、D4ビザ変更の ために韓国で一ヵ月間受けた研修も諦め、H2ビザに変更するために間もなく中国に帰ってくる予定だ。

今は航空料金などが随分引き上げられ、中国に一度戻ってから再度行くには多くの経済的困難を覚悟しなければならないが、 韓国で研修を受けるために使うお金と研修や未来に対する不確実性などを考え、思い切って帰国を選択したのだ。

D4ビザへの変更のための産業技術研修課程は、韓国で6ヶ月以上自費(研修費用月25〜30万ウォン)で技術学院に通わなければ ならず、仕事をするには滞留資格の外に活動許可を受けなければならないという難しい手続が後に続くためだ。

また、韓国法務部が9月6日からC3ビザ所持者が韓国入国後、55歳以上の者の場合にのみ農漁村研修を認め、産業技術研修を 選択するより農漁村研修を選好する農村地域出身の朝鮮族には、それだけ選択の範囲が減ることになった。

正確な統計はないが、許サンドク氏のように韓国に短期総合(C-3,090)ビザで出て行った状態で、訪問就業制抽選の結果を 待っている訪問就業制待機者も少なくない。 そして少なからぬ韓国内のH2ビザ待機者が抽選で当選した後、帰国して H2マルチビザに変更しようとしている。 しかし問題は、彼らに度重なる帰国による韓国内就業および生活環境の変化による 損失と高額な往復航空料の負担だ。

多くの訪問就業制待機者は、C3ビザで出国した人々が韓国で研修を経た後、現地でD4ビザへの変更と共にH2ビザへの変更が 可能だが、訪問就業制待機者も電算抽選で当選した後に韓国現地でビザ変更が可能になるようにしてほしいという意見だ。

また、今後、訪問就業制抽選に当選しなかった大量の訪問就業制待機者がC3ビザを通じて韓国に出ていることに鑑み、 上述の場合に対応する韓国現地ビザ変更手続を期待している。

(吉林新聞 2010年10月7日)
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