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[教育] 洪水被害大きい永吉朝一中、災害復旧に全力

正常始業に支障なきよう、最善を


▲28日午後2時頃の永吉朝一中


▲30日、洪水後の永吉朝一中の運動場

特大洪水の被害で校舎1階が水に浸り、地勢が低いために運動場が2mもの厚さの泥水に覆われた永吉県朝鮮族第一中学では、 ボイラー室、実験室、体育館、プールの高価な設備や授業用コンピュータ数十台が全て使えなくなった。

27日、夜通し降った大雨が心配で、誰もが28日明け方早くに学校に駆け付けた学校の指導層たちだった。しかし、 あっという間に押し寄せた猛獣のような洪水の前で、どうすることも出来なかった。 怒涛のように溢れる豪雨に、 運動場に水が溜まり始めると、7時頃、事態が尋常でないことを察知した権基龍副校長は、まずクラス毎に朝の自習に出て来た 高3の学生たちを安全に寄宿舎に移動させた。 水がさらに増えると、プールの高価な施設が心配になり、プールの門を硬く 閉めるなどの措置を取ったが、押し寄せる急水の流れにプールの窓ガラスが割れ、学校の運動場と一階全体がプールに変わってしまった。 幸い28日午後からは水が減り始めた。

通信麻痺で連絡が不可能だったが、29日から教職員たちがぞろぞろと学校に出て来た。 その日から始まった自発的な復旧 作業が今日まで続いた。 大変な重労働なので、誰でも夕方に寝床に横になるとすぐに眠りにつくという。

通信が回復した後、朴成学校長は、休み中の学生たちの安全が心配になり、担任に連絡が可能な学生たちを全員チェックして みるように指示した。 不完全な集計によれば、今まで学生たちの死亡関連の情報はない。 教職員たちも全員無事だ。 これは不幸中の何よりの朗報だ。

永吉朝一中に一番最初の人を慰問に送って来たのは、長春朝中の李鍾成校長だった。タバコ一本すらも恋しく感じる時に送って 来た現金一万元とミネラルウォーター40ボックス、しかしそれよりも、その暖かい心に胸がジーンとしたと朴成学校長は感謝を伝えた。

県教育局から応急救済金として15万元を送って来たし、政府からは人材、物力を組織して支援をして来た。 被害がなかった永吉4中の教職員たち、吉林市大学生青年支援隊も来た。 ブルドーザー3台、ダンプトラック8台が投入された。

8月8日、教室の清掃作業は仕上げ段階に入り、運動場の泥も整理作業がほぼ完了しつつあるとして、朴成学校長は新学期の 始業に全く支障がないだろうと語った。

(吉林新聞 2010年8月11日)
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