xxxxxxx
朝鮮族ネット 中国の朝鮮族に関するニュースポータルサイト Search by Google:
ホーム 朝鮮族概要 地域紹介 政治 経済 歴史 観光 ショッピング コミュニティー お問合せ



[社会] 早朝の運動時、機材の騒音で物議

一部の社会区域で市民が強い不満

何年か前から延吉市では市民の身体鍛練に利便を与えるため、新しく建設するアパート区域の空き地に様々な 身体鍛練機材を設置している。 毎朝早く、多くの市民が空き地に出て来て、これらの機材を利用したり健康舞踊を 踊って身体鍛練をしている。 ところが、健康舞踊を踊る時に流す録音機の音が非常に大きく、一部の住民たちから反発を受けている。

9日朝4時30分頃、延吉市北山街道丹陽社会区域の空き地に老人たちが一人、二人と集まり始めた。この空き地には鉄棒、 平行棒など10種類余りの身体鍛練機材が架設されていた。 老人たちはここで自分の好きな運動をしながら談笑を交わす。 5時頃、10人ほどの老人たちが録音機を大きく鳴らして音楽に合わせて健康舞踊を踊り始めた。 この時、向かい側の5階 アパートの窓が開かれ、40代半ばの一人の男が“音を小さくしてくれないか? まったく寝ることが出来ない”と大声を張り上げた。

取材を進めるうち、記者は延吉市の多くの住民区域で早朝の運動をする市民と家で寝る市民の間に衝突が起きている ことを知った。   

“明け方からあのように大きな音を鳴らされては、寝られないでしょう? すぐに走って行って録音機を壊してしまいたい気分 です。" 6階に住む王さんの話だ。 彼は経常的に夜間勤務をしているので、普段、明け方2〜3時に退勤し、やっと寝られると 思ったら、朝の運動に出て来た人々が騒ぐ音に起されてしまうという。 睡眠を十分にとることが出来ないので、仕事にも生活にも 多くの影響があると言いながら“朝運動する人々が録音機の音を下げてくれるか、住民区域から遠く離れたところへ行って踊る ようにすべきなのではないでしょうか?”という。

4階に住む孫さんは、生まれて3ヶ月になる赤ん坊がしばしば夜泣きをするため、自分も夫も夜遅くなってからやっと睡眠に入れる のに、明け方に運動をしに出て来る人々がとても騒がしく、満足に寝ることが出来ないという。 そして、この事実をすぐに 行政の不動産部門に報告したが、これまで解決してもらえていないという。

ある老人は記者に、退職した後、身体が日増しに弱っていったが、朝の運動に参加するようになってからは、普段交流のなかった 隣人たちとつきあいながら、気分もすっきりして、身体も非常に良くなったという。 ところが、ある住民たちは音響設備を 窓に出して“復讐”するかと思えば、ある住民たちは卵や水を窓からかけるなどして意地悪をするという。 また“私たちは 彼らに休む権利があることは認めます。しかし、私たちにも朝運動をする権利があるのではないですか? 小区域で運動するのは 隣人たちと和やかに過ごすことが出来、健康も取り戻せる良いことです”という。

“小区域に身体鍛練機材を設置したのは、住民たちの身体鍛練に利便を与えるためのものですね。 明け方鍛練をしながら、 一部の住民たちの休息を邪魔することに対して、行政の不動産部門では関与することは出来ません。 こうした矛盾は住民たち 自ら解決してもらわなければ・・・”大多数の住民区域の不動産部門関係者たちはこのように語る。

取材を受けたある市民は、大衆向けの身体鍛練活動を展開するのは良いことだが、住民たちの正常な休息を妨害しながらするのは 賛成出来ないとしながら、小区域で機材を利用して運動をする時は大声で騒がないようにし、録音機をかけて健康舞踊を踊る時には 住宅区域から離れた場所を選ぶべきだと語る。

ある市民たちは、身体鍛練場所に“音を小さくしましょう”、“他人の休息を邪魔しないで”という標語を掲げて注意をすることが 必要だと提案、また、ある市民たちは、多くの人々が寝る明け方の時間帯には騒音を出す運動を避けなければならないと語る。 ある退職幹部は、“実際のところ、皆さんが互いに配慮する心を持つならば、時間と場所に関係なく他の人に被害を与えない ようにしていくらでも身体鍛練をすることが出来る”としながら、市民の自覚を強調した。

(延辺日報 リ・チョルオク記者 2010年7月12日)
Copyright(C) 朝鮮族ネット