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[教育] 餅のようにパチンと大学にくっつけ

大学入試初日、父兄らの願い

《餅のようにパチンと大学にくっつけ!》


 

6月7日、今日は全国的に実施される普通高等学校の大学入学試験の初日だ。 受験生たちには、これまで磨き上げた学業と 技量に対する厳正なる評価の日でもある。

毎年見る風景だが、今年も子供たちの成功を祈って、延辺一中、延辺二中、延吉市九中、延吉市二中など大学入試の 試験場ごとに父兄の学業成就のの念願を入れた餅や飴が溢れている。

餅をくっ付けて何とか志望大学に合格することを希望する切実な希望メッセージを入れた紙切れも少なくなく、 志望大学に必ず入れるように希望する意味で延吉〜長春の電車切符までくっ付けた過激な父兄もいた。

今年、大学試験を受ける子供を持つ金さんは、餅も新しい一日が始まると同時にくっ付けると良いと聞いた というので、明け方に延辺一中に訪ねて来て餅をくっ付け、娘が志望の重点大学に入学出来るように願ったと語る。

 

延辺の朝鮮族たちが餅をくっ付ける理由は、子が志望大学に餅のように落ちずにピタッとくっ付けとの意味と理解する 人々が多いのに比べ、一部の漢族父兄たちは餅(打糕)の中国語の音が「高い点を取る」(打高分)と似ているため、 そのような意味に解釈し、餅が大学入試での縁起物であるという理由を付け加える。

延辺一中、延辺二中、延吉市二中などの様々な大学入試試験場では、父兄のこのような念願を考慮して、 校門の外に全面餅付け固定板を作り、父兄たちが使えるようにした。 餅固定板を設置しなかった延辺大学の 校門も、餅の洗礼を避けることは出来なかった。 ひとかたまりは試験場の門に付け、ひとかたまりは延辺大学の 校門に付けるという父兄と共に延辺大学に来てみると、そこにも餅がくっ付いていた。 父兄が大学入試試験場に やって来て餅をくっ付けるのは、延辺特有の独特の入試風景といえるだろう。



記者が延辺一中を訪ねた4時40分頃にも餅をくっ付けに来る父兄が多かったが、既に餅固定板には餅がたくさん ついていた。 調べによれば、6日夕方から延辺一中の校門にやって来て夜12時を待った人々も多かったという。

 

午前8時40分から受験生たちが続々と試験場に入り始めると、すぐにあちこちで試験場に入る子供たちをつかんで 《慌てずに試験問題をよく読んでね》《君は必ず受かるから、ファイティン!》と励ます受験生の親戚・親友たちの 激励の声が絶えなかった。

調べによれば、延辺の今年の大学入試受験生は1万 3458人で、昨年より2504人少ない。 そのうち文系受験生は 5320人、理系受験生は8138人で、中国語受験生は9844人、朝鮮語受験生は3614人だ。 今年の大学入試のために 州全体で8つの試験区、16の試験会場、517の試験場を設置し、1200人の試験監督員を配置した。

今年、普通大学の吉林省の計画募集人数は13万 585人で、合格率は77.3%と、66%に過ぎなかった2009年の 13万 307人に比べて比較的大幅な上昇がある。 今年、吉林省本科計画募集人数は7万 9964人で、単科計画募集人数は5万 621人だ。

今年、全国の受験生数は946万人余りで、計画募集人数は657万人なので、合格率は69.4%だ。

(吉林新聞 2010年6月7日)
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