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[社会] 無用の長物になった盲人専用道路



都市の盲人道路は、盲人たちの歩行を助けるための専用道路だ。 また、障害者たちに関心を持って 配慮する人道主義の実現といえる。 先日、延吉市公園街道に居住する郭さんは、延吉市の主要な道路の 盲人専用道路に多くの問題点が存在すると主張した。

盲人専用道路、問題だらけ

5月7日午前10時30分頃、延辺病院から延辺日報社に続く光明路西側の歩道には、自家用、貨物車、バイクなど 各種の車両300台余りが駐車していたが、大部分が歩道の中の盲人専用道路を占めていた。 愛丹路と人民路、 長白路の両側の盲人道路もこれと似た状況だった。 特に大型商店街や比較的大きな会社の前を通る盲人道路での 状況はより一層深刻だった。

参花街の青年湖から西市場に達する一部の区間、人民路の公園橋から延辺大学に達する一部の区間の盲人道路は 破損が深刻だった。 ある所は10mごとに盲人専用床材がなくなり、地面が露出していた。 光明街の一区間には盲人道路の 中に公衆便所を作っており、一部の路地の盲人道路には下水道があったり電信柱が遮っていたり、ひいてはバス停までが 盲人道路を占めていた。 建物の外階段が盲人道路を遮っている所もあった。 昼休みや夕方の退勤時間になると、 一部の繁華街には不法な移動販売商らが荷車に果物や副食品、野菜をのせて盲人道路を占めて立ち、商売をしていた。

記者の取材を受け付けた何人かの盲人たちは、急な仕事があっても一人で通りに出る気すらもしないという。 “普段外出する時、必ず家族の助けを受けなければなりません。一人で出れば家族たちも安心出来ません...車両が 盲人道路を遮っていて、それこそ寸歩難行ですね。”公園街道に居住するという盲人・李氏の話だ。

盲人専用道路が無用の長物であってはならない

現在の盲人専用道路に敷かれた床材は、概して2種類であり、一つは床材に縦長に盛り上がったもので、これは行く 方向を表示したもの。もう一つは点で表示したもので、これは前に障害物があるから曲がれという標識だ。

記者の取材を受け付けた市民たちの盲人専用道路に対する理解も各々であった。 “普段、一人で通る盲人たちを ほとんど見ることはないし、盲人専用道路があろうとなかろうと関係ないでしょう”国際貿易庁舎の裏路地で電子 製品商店街を経営する薛氏の話だ。

“盲人たちが専用道路をあまり使わないのは、大部分、盲人道路が各種の障害物に占用されて本来の役割を 果たせないためです。 盲人たちが安心して使うことが出来ないから、実際、無用の長物といえるでしょう。 盲人専用道路がただ見せるだけのために作られているのなら、何の意味もないですね”一部の市民たちはこのように 自らの見解を述べた。

盲人道路が本来の役割を果たせるように、市民と社会各界の関心が必要な時だ。

(延辺日報 リ・チョルオク記者 2010年5月17日)
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