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[社会] 延吉市、交通秩序の効果的な行政管理が必要



20年ほど前まででも、車があまりなく閑散としているだけだった延吉市には、今、様々な名前も分からないブランドの 高級外車が通りを颯爽と縫うように走る。 まさに天地開闢の発展といえる。

市政・建設者たちの努力で、以前みすぼらしくくねくね曲がり、山道を彷彿とさせた市内の道に街路樹や街灯が並び立ち、 東西南北にずらりと伸びて行っている。

最近、川辺道路、都市循環道路、彩虹橋、天池橋など現代化した交通施設が相次いで建設され、また、延吉橋を拡大建設して 中環路をつなぐ交差路が延北に施工中であり、今日の延吉は交通が四通発達した現代化した中型都市に変貌している。

通りごとに数珠繋ぎになって続いて走るタクシー、小型バスと大型バス、最近は中型バスまでその行列に加わっている。 そして以前のように列をつくってバスを待つことがなくなり、停留所に立ちさえすればバスはすぐ駆け付けるのだから、 本当に便利だ。

だが、日増しに完璧になる都市化建設と現代化した交通施設に対応出来ず、延吉市の交通秩序は文明的になれない一部の人々に よって乱れ、長吉図開発開放先導区の建設に拍車をかけている延吉市のイメージとは大きな隔たりがある。

都市文明の象徴であり、大部分の市民の大衆交通手段として使われている延吉市小型バスは、個人の運営に任されて 来た10年ほどの間、ひたすら利益だけを追求して乗客の安全や不満は後回しにする体質が運転手たちに満ちており、 物議を醸している。

それまで公営にて《大きな釜の飯》を食べていた市内公共バスが個人の請負へ渡る草創期には、個人同士が楽しく 競争も行いながら、活発にうまく行くものと思われた。 ところが最近、本地方業者の請負撤退と多くの外地の人々の 参入により、数多くの問題が慢性的に残っている。

まず請負者たちは、規定上様々な路線を循環的に運行しなければならない。 循環する中でたまに乗客が少ない路線が出れば、 彼らはガソリン価格も稼げないとしてもはや運行をしなくなる。 そして乗客が相対的に少ない時間帯になると、他の仕事を しながら乗客が集中すれば動き出す、出退勤のピークになればまた現れるなどする。

このように自分の利益だけを追求されると、ひどい目にあうのは顧客だけだ。 大衆交通はいつまでも政府で責任をもって 運営するのが当然だ。 調べによれば、近い将来、新しく現れた中型バスが将来は延吉市の大衆交通の重要な手段になリ、 今の小型バスは2012年から姿を消すことになる。

だが小型公共バスの野蛮な運転により苦しめられるだけ苦しめられて来た我々市民には、これはあまりにも 遠い遠い将来のアラビアンナイトのように聞こえる。

延吉市はタクシーの平均数が全国的にも多く、市民が大通りでも路地でもいつでもどこででもタクシーを捉えることが 出来、本当に便利だ。

しかし彼らは、狭い道であまりにも金儲けに汲々とする。お客争奪のために無鉄砲な疾走をはばからず、通行人や他の 車の安全は関係ないまま、お金だけ見てうろつくようで、時には驚かされる。

そこにますます増加する自家用までが結集して毎日、出退勤ピークになると公共バス、タクシー、自家用、バイク、 自転車、通行人が絡まり、まぜこぜになって先に行こうと大騒ぎだ。

何年か前に延吉を訪問したある米国人のお客は、通りに渋滞している車や通行人を見て、《ここの運転手たちは本当に 凄いです。 私も運転歴が数十年にもなるが、このように乱れた交通環境では運転する気も起こらないでしょうね》として嘆いた。

交通が発達すれば、交通秩序がついて行かなければならない。 交通秩序は厳格な交通規制とそれを厳格に積極的に 執行することで万全になるだろう。 政府の多大な関心と効果的な行政管理が要請される。

(吉林新聞 キム・チャンリム記者 2010年5月15日)
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