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[社会] 朝鮮族の財産を奪う韓国マルチ詐欺集団


▲プラカードを持って大韓法律救助公団を訪れた中国朝鮮族の被害者たち

以前、韓国釜山でマルチ業者を運営して廃業し、ソウルで(株)《分ける人々》に変貌した この会社は、当初から詐欺の本性を表わした。 総額13億ウォンの投資を130億ウォンに膨らませて 《途方もない実力》を持つとし、会社設立者は韓国の実情やマルチとは何かをよく知らない 中国朝鮮族をターゲットとして詐欺のドラマを演出している。

会社の特典を受けた先駆者が加害者

彼らは、中国朝鮮族密集地の延辺から来た朝鮮族の中から何人かを選び、先駆者として前に出す。 会社側の《特典》を受けた彼らは、手段を選ばず一定のランクに上がれば《固定手当、生涯年金が 保障され、株式が2世代、3世代まで相続可能だ》などの約束で数百万ウォン、数千万ウォン、 億ウォン台に達するピラミッド構造の被害集団を量産し、多くの朝鮮族家庭が崖っ淵に立たされた状況だ。

現在、《長漢坪》の被害者のうち、延辺から来た朝鮮族が多いのにはもう一つの原因がある。 彼らは 会社で延吉に支社を構え、まもなくオープンするので、再入国関係者や滞留満期者などが帰国しても ずっと営業することが出来るとして、絶えず動画を見せて扇動したのだ。

しかし、延吉の家族たちは、動画で伝える延吉の住所にあるという会社を探したが、全く見当たらないと いう返事を帰す。

兄弟親戚が《敵》に

延辺から来た50代女性の金さんは、2009年1月にマルチに加入、半年を辛抱した挙句に退会、 金さんは延吉の家まで売ろうとしたが、大学に通う息子が反対して躊躇っていた。

退会前に故郷の人である崔氏を説得して加入させたが、持ってきた物が尋常でなかったため崔氏は二日後に 返品を要求したが受け付けてもらえず、崔氏は金さんを訪ねて賠償を要求したが、彼女には金がなかった。

崔氏は家にいる息子に金さんの息子を探して暴力を振るわせた。

金さんの息子は、夕方ごとにアルバイトをしながらお金を集め、毎月1000元ずつ返すといった。

女性の尹さんは、8年前、部下として6人の職員を置いてサウナのマッサージを始めた。 休む間が殆どなく、 身体は大変疲れていたが、所得的には充実していた。

友人にそそのかされて出入りすることになったのが《長漢坪》だ。

兄弟、友人らまで加入させた尹さんを弟が訪ねて来て、家に火を付けるという騒動が広がり、尹さんは兄弟、 甥姪らとのすべての付き合いが途切れてしまった。

集団で《攻勢》突きつける《会社員》

40代中盤の女性・姜さんは、友人が何度誘ってもひっかからなかったが、ある日、5、6人が 彼女が仕事をしている家に訪ねて来て、《攻勢》を突きつけたため、姜さんは気炎に負けて戸惑った末、 大金を注ぎ込んでしまった。

チームリーダーらしい人物は、本人の同意もなく一箱に58万ウォンもする長脳参27箱を選択した。 夫に内緒でやったことなので、その沢山の品物を家へ持って行くことも出来ず、《泣きたい気持ち》で 長脳参10箱は上司に差し上げ、残りは友人らに分けた。

貴方は《家族》だから万事に責任を持つ、と言っていた会社が...

《分ける人々》では、会社が万事に責任を持つから《家族(メンバー)》たちは保険が必要ないという言葉が 習慣のように出回っている。

4月25日夕方10時頃、水原のある建設現場で仕事を終えてソウルにやって来た50代初の男性・全さんが、 マルチ被害者数人が集まった大林洞のある食堂に入った。

マルチの《家族》であった全さんは、昨年、不慮の火災で申告な火傷を負い、皮膚移植手術まで受け、 病院費600万ウォンを支払った。 約束のとおりならば、費用は当然会社側が負担しなければならないだろう。

全さんが病院治療を受ける間、会社側は《私たちの家族》を助けようといいながら、連日メンバーを動員して 募金活動を行ったが、朝鮮族には皆が1万ウォン、3万ウォンずつ、財布を全部はたいて14万ウォン出した人もいた。

このように一週間余りの間、ざっと見ても1000万ウォンは間違いなかったはずが、会社側で募金金額を公開しないのは もちろん、全さんに伝達したお金がわずか22万ウォンであった。 それまで《長漢坪》を数えきれない程出入りした 朝鮮族たちは、この内幕をほとんど知らずにいた。

しかし会社側は新規顧客を相手にした教育宣伝で、その都度、全さんの病院費を会社側が全額支払ったと力説する。

軍の服務経歴がある全さんは、義理を大切にする生まれつきの性格なので、以前は500万ウォン、1000万ウォンぐらいは 電話一本で友人たちが通帳に入金してくれたが、今は僅かな金額の5万ウォンを借りることすらも難しい状況になった。

大林洞のあるビヤホールで会った40代後半の女性・鄭さんは、衣料品店を経営し、なかなか良い所得があったが、 去年初め、マルチに手をつけて自分の金を注ぎ込み、さらに他人も引き込んだ。 約束どおりに手当が支給されないので、 和やかだった家庭に不和が頻繁になり、ストレスが積もり、鄭さんは甲状腺癌の診断受けた。

彼女が病院費用の支援を要請したところ、《出勤》をまともにしなかったという理由で会社は支援を拒否した。

マルチ業者詐欺師養成集団

マルチ会社は千名余り、数千名の顧客が動員される雪岳山、釜山などの団体遊覧行事で、 《一瞬の選択が人生を変える》等の説得で、朝鮮族から集めたお金を派手に見せて顧客を幻惑させた。 昨年、数千名が動員された雪岳山のイベントに、ある朝鮮族団体の代表が参加し、会員の中での顧客誘致を担当した。 そして団体の行事支援金を要請して、500万ウォンを取りまとめた。 ところが帰って来ていくら督促しても、 相手をしてくれる人がなく、結局約束を守ることが出来なかった。 数ヶ月間会社側から苦しめられたが、 《詐欺の頭脳》と定評があった《マルチ》のお金を凍結させた恰好になったので意に反して《上には上がいる》と いう評価を受けたという。

とにかく一言で言えば、詐欺師養成集団ということだ。

狂ったような詐欺師たち

《長漢坪》の詐欺行為はまだ終わらず、日増し白熱化する兆しを見せている。

40代のある夫婦は、早くから中国でマルチに手を染め、家・財産を全て失い韓国に入国、死んでもマルチには 手を出さないという夫が、友人の紹介でソウルに来てから、《長漢坪》に出くわした。

偶然に夫のやっている事を聞いた妻は、その場で呆れ返った。 だが、夫は今でもマルチから抜け出すことができない。

最近になって進級、株式配当などで特典を与えるとし、人を引き込むために狂奔するマルチ業者。

8000万ウォンを注ぎ込んで1年間《長漢坪》に出入りし、何ヶ月か前に緊張がほぐれてほっとしていた朴さんは、 最近、1億 2千万ウォンを追加で入れれば直ちに《主人の座》を与えるという文字メッセージを受け、至るところに お金を借りに通うという。

蚕室で皮膚の美容室を営んでいるある女性は、5000万ウォンを投じた状況で加入者が減り、昇級が早いという扇動により、 先日さらにまた、5000万ウォンを注ぎ込んだ。

6千万ウォンを投資した延辺女性の黄さんは、マルチ製品の中には自分に必要な物がなく、2000万ウォンも するマフラーを選び、《王女》と呼ばれることになったという。

《長漢坪》の真相を知ることになった人々は、《私が狂っていた。 本当に頭がおかしくなった》といい、既に失って しまった天文学的な数字を限りなく残念がり、1000万ウォンを集めることがどれほど大変なことなのかを改めて感じている。

被害者:《詐欺師を終身刑にしろ》

先日、大韓法律救助公団を訪ねて集団陳情書を提起するために地下鉄・教大駅出口に集まった被害者たちの絶叫を聞いてみよう。

《長漢坪詐欺集団の首魁・文××とその一党を全員18階地獄に放り込め!...》

《延辺のそいつらが、私たち延辺人を亡ぼした!...》

《今回申告してお金を取り戻すことが出来なくても構わない。 朝鮮族らへの詐欺に血眼になった金××、 朴××、車××、南××らを全て終身刑に処すべきだ...》

(吉林新聞 キム・ミョンファン、キム・イル記者 2010年5月10日)
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