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[社会] 朝鮮族大学生、度量の大きな消費

アルバイトを消費に加えることも



我が国の経済の前進発展により、社会の特殊消費群体である大学生の消費が増加傾向を見せている。 当地域の大学生たちの消費は、周辺の商圏形成と市場構図にも大きな影響を及ぼしている。

一部の調査によれば、朝鮮族の大学生たちの月平均生活費が1100元以上に達するという。 これは漢族の大学生の 平均消費750元に比べ、およそ半分程度も高い金額だ。 朝鮮族の大学生の両親の多くが外国へ出稼ぎに出ており、 それだけ暮らし向きが良くなり、他民族の大学生より自然に消費が高まることになったのだ。 大学に入学したばかりの 新入生たちは、慣れないところに来たばかりで、さほど金を使うことがない。 しかし学校生活に慣れるにつれて、様々な 支出がたくさん生じる。 学校の先輩たちは後輩たちを取りまとめるために食事代も負担して連れて出し、市内見物も させてあげ、いろいろと支援する。 これもまた一定の消費を構成することになる。

朝鮮族の女子学生たちについて見ると、主に自分を整えるために使う費用が多い。 季節の変わり目には、流行により新しい服や 履き物、スカーフ(マフラー)、そして各種のアクセサリーなどを買い、3、4年の女子学生たちは化粧品を買うのにも気を 遣わなければならない。

朝鮮族の男子学生の場合、主に酒、タバコ、そして食べることに使うことが多い。 ガールフレンドが出来れば、それに使うお金も、 見方によっては毎月固定的な支出として出て行かなければならない。 そして様々な電子製品を買うために使うお金は、男女を 問わずどちらも少なくない。 何年か前まででもmp3が最新の電子製品に選ばれ、各々一つずつ持つひとが最大の願いだったが、 最近はますます発展して、mp4やmp5が流行であり、映画も見ることが出来ゲームも遊ぶことが出来るpsp、 そしてノートパソコンも買わなければならない。 一部の学生たちは両親にせがんだり、ある学生たちは毎月お小遣を 少しずつ集めて過ごす場合も多い。

大学2年に上がり、学校生活に適応し、少し余裕が出来ると、各々アルバイトをして小遣を少しずつ貯め始める。 主に 家庭教師をしており、小学校は1時間当り10元で中学校は15元、高校3年は20元だ。(延吉市の価格、他の地域はこれより高い。) それ以外に国慶節などの名節に家が遠くて行けない学生たちは、ビラ配りをしたり販売コンパニオンをする場合もあり、背が高くて 容姿が端麗な学生たちは兼職モデルをして開業式のような行事に参加すれば、半日で50元ほど稼げる。

そして週末になるとスナックなどへ行って時間制でバイトをし、1時間当り4元だ。 朝鮮族の大学生は言語面の強みを生かして 翻訳や通訳もする。 北京、上海など、韓国企業が多い大都市には仕事が多いが、延辺や吉林・長春の学生たちはあまり仕事がない。

一部の学生たちは卒業後の就職や留学を考えて、外国語(主に英語や日本語)を習いに塾に通い、 コンピュータ能力試験に合格するためにコンピュータ講習クラスにも通う。 外国語を習うために3ケ月に450元ほどかかり、 コンピュータを習うのに様々な本や試験費用を合わせておよそ1000元のお金がかかる。 これらの支出もほとんど毎月の 生活費から出て行くことになる。

朝鮮族の大学生に比べ、漢族の大学生は非常に少なく使うほうだ。 彼らは毎日の支出を帳簿に記録して、一日に使う食事代が 15元を超えない。 学校の食堂の他にはほとんど外食をせず、朝鮮族の学生たちが週末に市内を回って遊び服を買ったり している時は、図書館で勉強をしている。 そしてアルバイトをして金を儲ければ、その翌月は家にお小遣をくれと言わない。

高消費の人々もいて、彼らの一ヶ月の生活費は何と二〜三千元に達する。 高消費の人々は朝鮮族と漢族を問わず、極一部だ。 大学生の消費状況を通じて、彼らの世界観と人生観をある程度のぞくことも出来る。 大学時代に慣れた過消費のため、 朝鮮族大学生の一部には、卒業して就職した後にもお金が足りず、両親に手を差し出す場合がたびたびある。

(吉林新聞 2010年2月26日)
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