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[教育] 挫折に打ち勝てる子供に育てよう

青少年の1/5、「自殺を考えたことがある」

去る1月9日、州内某高3学生の自殺は社会的に大きな波紋を引き起こした。 花のように美しい年齢に、 人生の目標に向かって真っしぐらに走らなければならない彼が自殺の道を選んだ原因は、勉学の成績が好ましくない という心理的負担から抜け出せなかったところにあった。

最近、"生きたくない"とか"生きるのがつまらない"という話を平然と吐きだす青少年が少なくない。 北京大学児童青少年 衛生研究所で13省の14万 1580人の青少年に対して調査した結果、5人の中学生中1人が自殺を考えたことがあり、総人数の 20.4%を占めており、自殺しようと具体的な計画をたてたことがある学生は6.5%に達した。

延辺脳科病院医学心理科・崔龍主任によれば、近年、学習障害、適応障害、品性障害、焦燥不安などの心理的問題で心理相談を 受けに来る青少年が比較的多く、彼らのうち20〜30%が自殺する可能性を見せていた。

崔龍主任によれば、青少年が自殺を考えるようになる主な原因は学習成績の不振や学習圧力にあった。 学習圧力が大きいほど、 父兄の期待が高いほど、子供たちの自殺発生率が高いという。 その他、早期恋愛、家庭不和なども青少年が自殺を選択する原因と して現れた。

崔龍主任は、子供の早期恋愛を発見した時、両親は対話と誘導の方法で正しい選択をするようにするべきであり、"直ちに別れて 勉強に全力を尽くせ"などのやり方で命令したり強要すると、逆効果を起こし、子供が鬱病にかかったり、ひいては自殺を考える ようになる可能性があると助言した。 また自殺要因にも20%の遺伝要素があり、過去に自殺を考えたことがある両親は特に 自身の子供におかしな行為がないかについて、より一層留意しなければならないと忠告した。 実際に、崔龍主任の治療を受けた ことがある19歳のある女学生は、早期恋愛問題で数回も手首を切り、自殺騒動を引き起こしたことがあり、後で調べてみると、 この女学生の母親も過去に自殺を試みたことがあったという。

その他、両親の離婚など、家庭不和のために自殺を試みる青少年もいる。 2007年11月4日、敦化市の某中学校2年の女子学生が、 両親が離婚しようとするや薬を飲んで自殺するという残念な事件が発生していた。 両親は子供の学習成績だけ考えず、子供の 心理的需要により多くの関心を向けるべきで、社会と学校、家庭は子供たちが生命を大切にし挫折に打ち勝てるように誘導 しなければならない。

崔龍主任は、今、子供たちは挫折にうまく打ち勝つことが出来ず、生命の大切さをよく知らないと言いながら、中学校、 高校に上がるほど優秀な学生たちがたくさん集まり、小学校時代にいつも優等生だった学生たちも、引き続きその地位を守る ことが難しくなり、一部の子供たちはそうした現実を受け入れることが出来ず、いらいらして不安を感じる情緒を見せたり、 ひいては鬱病にかかることになり、特に大学入試を控えた高3生たちは大学入学に成功する見込みがない場合、人生の希望を 諦めたりもすると分析した。

それと共に崔龍主任は、社会と学校、家庭では、普段、子供たちに経常的に身体能力鍛練をさせる一方、競争心を呼び起こす ことが出来る各種の社会活動に多く参加させ、彼らが知識面を広げて挫折と逆境に打ち勝つことが出来る高い心理的資質を 得られるようにし、社会的責任感を持って家族を愛し生命を大切にすることが出来るように積極的に指導しなければ ならないと強調した。

(延辺日報 チェ・ミラン記者 2010年2月22日)
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