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[社会] 長春空港帰国朝鮮族相手のトランプ詐欺一味を検挙

17人が仕組んだトランプ詐欺、そのうち朝鮮族も何人か加担



《どのようにしても結果は負け》


飛行機から降りて長春龍嘉空港を出ると、お客を乗せるタクシーがあり、価格も適切だった。 お客Aさんの 行先地がどの都市であるかを知った彼は、自らの親戚が長距離旅客運送をしているので価格が安いからとして、 Aさんをある一軒の民家へと導いた。

民家には既に《お客さん》何人かがいたが、暇潰しにトランプでもやろうと言い出した。 そしていつの間にか賭博場が 広がった。Aさんは最初の順で無条件に勝てる良いカードを手にした。 他の《お客さん》たちが賭けたお金が多いのを 見たAさんは、所持するお金が足りないため、すぐに銀行へ行ってお金を下ろして来た。 ところが結果は...惨敗となってしまった。

Aさんは一気に一万元を失ってしまった。 民警が彼を警察局に連れて行き、彼とトランプをした詐欺師たちを確認させた。 その時点でも、そのお客は当時を思い出しながら《もし私がその時にクイーンを出していれば、勝てたのではないか》と 詐欺師に尋ねていた。

《あなたがどのようにプレイしても、結果は負けになるのです》 警察が聞くに堪えず彼に諭した。

最初のきっかけ−空港のお客をタクシーで民家に送る

1月初、長春市公安局公共交通分局1大隊は、人民広場民康路の空港客を迎えるバス停留所に車ナンバーが吉AY××87、 吉AZ××41のタクシーがあり、挙動が不審であるという通報を得た。 彼らは経常的にバスから降りるお客を呼び寄せては、 三道街と塘子路地の交差点にある23団地23号2-2階左側の住民宅へ送り届けており、違法活動に従事している可能性がある とのことであった。

調べた末、警察は確かに問題を発見した。 ある時、この2台のタクシーは、再び空港へ行ってお客を呼び寄せて来ることもした。 ところが、行く時に2、3人のお客が、帰って来る時もやはりその2、3人で、いつもそれをを繰り返していた。

民警は、公共交通分局の指導者にこのことを報告、上部で迅速に状況を調べてほしいと要請すると同時に、 長春市公安局にも報告した。

一網打尽−事件関連金額20万元余り

1月22日11時頃、公共交通分局副局長・関勇の引率下、30人余りの民警が出動、借家、空港バス停留場でこの犯罪集団を 一網打尽にした。 17人の犯罪容疑者たちが全て逮捕された。

審査を経て、この犯罪集団は徐桂芝、趙光を頭目とする組織があり、陰謀があり役割分担が明確な詐欺集団であることが 明らかになった。 この集団メンバーの自白によれば、彼らは煙台、大連、内蒙古、青島、ハルピン、吉林、延辺などで 犯罪行為を繰り返していた。

徐桂芝、趙光が犯罪集団全般の組織、運営、分け前分配の責任を持ち、姜智輝は主に徐立波、ケ立峰、朴英哲、王忠範、 金起石、姜暁輝らが乗客を装うように管理・組織することに協力するだけでなく、彼らの分け前分配の責任を負っていた。

武暁喜は主に周彦軍、李国兵、李忠国、朴哲周、姚春江、呉樹林、李樹春らが空港や空港バス停留所でターゲットを物色する ことについて責任を持ち、組織するだけでなく、ターゲットを乗せて民家にまで連れて来た。

この犯罪集団17人のメンバーは、詐欺の事実をありのままに打ち明けた。 彼らの自白によれば、彼らは1月からこの詐欺を 《実行》し、概略自白したところによれば、18回の犯罪行為を繰り返し、関連金額が20万元ほどに達した。 すでに確認した 事件が2件、関連金額は1万 5500元だ。 警察は既に2人の被害者を探し出し、財物を彼らに返還した。 現在、17人の犯罪容疑者は全員、刑事拘留されており、事件はさらに審査中だ。

駅まで見送ることも...実は情報提供が怖かった

彼らは、韓国から帰国した朝鮮族労務者たちを第一のターゲットとして、ほとんど韓国−長春行(2便)の飛行機 到着時間に合わせて空港に出て行く。 ターゲットを探した後、借家へ行って、集団内の何人かの朝鮮族メンバーを 送り、相手方と話を交わさせる。 何人かの被害者たちは、「帰国後に朝鮮族を相手にすると、とても親切に感じられる」と 一様に語る。 そしてトランプ遊びをすることが、あまりにも自然なことのように見えてしまい、遊んだ後でも詐欺にあったと いう感じが全くない。 むしろ《運が悪かったから負けたんだ》と考える。

彼ら犯罪集団メンバーはまた、100、200元を取り出してロビーに使うといい、ばらまきをやるかと 思えば相手方と共に駅に出て行ってチケットを買ってから車に乗せる。 それでも安心出来ず、 こっそりと後を追跡して彼らが長春を離れてからやっと安心して戻って来たりもする。 実のところ、 彼らは被害者たちが警察に通報するのではないかと怖れていたのだ。

被害者は迅速に情報提供してほしい

現在、彼らが自白したところによれば、被害者の多くが延吉、安図、琿春、柳河、樺甸等の韓国から 帰国した朝鮮族労務者たちだ。 この犯罪集団は、2009年10月に長春に来た。 警察はさらに多くの人々が 詐欺にあったものと見て、現在その他の被害者を探しているところだ。

警察連絡電話: 王15904402631、沙15904418318

(吉林新聞 2010年1月30日)
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