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［経済］　韓国ウォンレートの変化に朝鮮族の関心集中 世紀末から続いた韓国への出稼ぎブーム。特に最近何年間かは、韓国で実施した訪問就業制により 韓国への出稼ぎへの道はとりわけ容易になり、我が州から韓国へ行く労務者は延べ人数で20万人を上回る。 これにより韓国ウォンは我が州の市民の生活と直結する程に重要な外貨に位置づけられ、韓国ウォンの価値の 変化は多くの市民の関心事になっている。 為替レートの変化に格別に注目 韓国で苦労して仕事して稼いだ金が、少しでも価値が増えてくれたらというのが最近の韓国への出稼ぎ労務者と その家族たちの望みだ。 韓国ウォンの価値が下落しているというのに、我が州内の交通銀行、中国銀行、工商銀行で次々と韓国ウォン業務を 取り扱うことになり、延辺の労務者たちは最初から現金を持って帰国し、直接銀行に貯金する傾向を見せている。 韓国ウォンの価値が上昇した後、人民元に変えるつもりだ。 そして韓国滞在中の大部分の労務者たちは、 韓国ウォンの価値が下落した状況で中国に生活費だけを送金し、残りは韓国の銀行に貯金している。 このように 韓国に出ている労務者とその家族たちは、韓国ウォンの価値が上がるのを指折り数えて待っている。 かと思えば、韓国ウォンの価値下落で延辺の韓国商品経営者たちの苦しみも大変なものだ。 成宝ホテルで韓国の 家電製品を販売するある事業主は、韓国ウォンの価値が下落して多くの人々が韓国の家電製品を直接韓国から 購入してくるためだという。 反面、こうした機会を投資チャンスとして活用する人々が現れている。 昨年11月、文さんは0.473のレートで 韓国ウォンを購入して、最近、レートが0.575に上がるやすぐに人民元に両替、1年間にこのように稼いだ金が 人民元で2万元ほどになるという。 そして韓国ウォンの価値が落ちた機会をつかんで韓国留学を選ぶ若年層が 増加している。 韓国ウォンの価値切り下げにともなう人民元価値の切り上げにより、相対的に留学の経費負担が減ったのだ。 韓国ウォンの逆送金急増 最近、金融危機の影響で韓国ウォンが下落傾向を見せ、中国朝鮮族が韓国ウォンを韓国へ逆送金する事例も 大きく増えている。 何年か前に韓国で稼いだ金を中国へ送金して不動産などに投資していた時期とは異なる様相だ。 集計によれば、今年に入り延辺から韓国に逆送金された韓国ウォンが40億ウォンに達する。 これは韓国で仕事を する朝鮮族が稼いだ金をドルに両替して中国へ送金していたこれまでの方式とは全く違うものだ。 為替レート下落に対応して、朝鮮族らの投資方向が変わったことを物語っている。また、 人民元を韓国ウォンに両替して韓国の銀行に貯蓄したり、回復傾向を見せる株式市場に投資して 韓国ウォンの価値が上昇すれば再び人民元に両替して差益を得ようとする投資家もいて、手中の 韓国ウォンを直接韓国に投資して営業会社を作る者も増えている。 韓国ウォンレートのマラソン競技 最近、韓国ウォンの価値が多少回復したが、金融危機以前のレートと比べれば相変らず満足出来るものではない。 2007年上半期まででも韓国ウォン100万ウォンを人民元7500元程にて両替したが、現在は5800元未満の水準に留まっており、 多くの人々はマラソンをしているかのような韓国ウォンの価値が早く回復するのを待ちつつ、中国への送金を先送りしている。 去年の同時期に比べて韓国ウォン100万ウォン当り人民元1000元程度のレートが引き上げられたとはいうものの、 2007年の水準に回復するまでにはまだ時間がかかるという判断が主流で、外貨稼ぎに依存度が高かった我が州の 一部の市民たちの生活はまだ一定の影響を受けている。 （延辺日報　パク・スヨン、ヒョン・ジングク記者　２００９年１２月２３日） Copyright(C) 朝鮮族ネット