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[社会] 中韓グルメの調和をなす'新チャイナタウン'


▲紫陽洞の羊串焼き通り。中国人たちがよく訪れる所であることを立証するかのように、道路周辺に漢字看板が多い。

韓国ソウル広津区紫陽洞の中国食品文化街で、一群の中国人が中国香辛料と羊肉特有の臭いが充満する 羊串焼き店に駆せ参じていった。

地下鉄2号線建大入口駅6番出口から漢江水辺方面へ50m程行くと出る、この路地は、別名‘羊串焼き通り’として 有名な新しいチャイナタウンだ。

約600mの路地に従って行ってみると、'阿里郎羊肉館'、'梅花飯店'、'中国食品'など漢字で書かれた看板が並んでいる。 中国飲食店だけでも70ヶ所余りに達する。

ここの代表的な食べ物は断然、羊串焼き。 三枚肉ほどの価格で1人分8000ウォン〜1万ウォンの水準だ。 中国で売って いるような羊串焼きとは異なり、炭火で焼いて油も少なく、香辛料の強烈な香りも少ない。 韓国人の口に合うように、 少しずつ味も‘フュージョン化’されている。 1人分を注文すると8本の串が出て来るが、鉄串に羊肉を通してぐつぐつ 焼いて食べる味が格別だ。 これに中国ビールの‘青島ビール’も食欲を掻き立てる。 これを目当てに、1年ほど前からは 韓国人たちだけがたくさん集まり始めたという。

8年前からここで商売をしている中国同胞・金ヨンオク(42歳・女)さんは、“初めは中国人や朝鮮族が主だったが、 近来に入って韓国人のお客の比率が70%を越えるようだ。”としながら、“韓国人と中国人が、以前とは違ってますます お互いを自然に認識して交わっているように見える”と語った。

実際この日、羊串焼き店を訪れたお客の中には、韓国人が多く目についた。 中国人やモンゴル人が時々混っているという 感じだった。 酒を飲んで自然に外国人と話を交わす人もいて、中国人の主人を‘おばさん’と呼んで冗談をやり取りする 常連の韓国客らも多かった。 韓国と中国が‘羊串焼きを通じて’ぐんぐん近づいたようだ。

もともと紫陽洞は、聖水洞一帯の工場で働いていた中国人などの外国人たちが安い月貸宿を探して集まった所だ。最近では 建国大や漢陽大などへ留学に来た中国人学生まで増え、今の‘新チャイナタウン’という名前を得るまでになった。

現在、紫陽洞に居住する外国人は近隣の華陽洞まで合わせ約8000人に達する。 大部分、中国人や同胞が多い。 主に 近隣工場やサービス業に従事する彼らに便利な交通と安い住居価格、多くの流動人口などは魅力的な位置づけ要因だ。

故郷の食べ物が思い出され、一週間に2回ほどはここを訪れるという中国人・鄭フンウィ(22歳・女)さんは、“中国の 人が来れば、本土そのままの味のとおりに料理を作ってくれるから、何日か過ぎただけでもここの食べ物が思い出され、 しばしば立ち寄る”としながら、“ここに来れば故郷の人々にも会え、韓国の人々ともなぜか気兼ねなく気楽に 付き合うことが出来て、とても良い”と語った。

(黒龍江新聞 2009年12月15日)
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