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[経済] グローバル時代とともに走る延辺朝鮮族ビジネスウーマンたち


▲延吉成宝別荘を訪ねて親睦の時間を持った延吉のビジネスウーマンたち

延辺の第三次産業が今日のように活性化されるまでになったことは、延辺の朝鮮族ビジネスウーマンたちを 切り離しては到底語ることが出来ないと言える。 延吉市だけでも現在800人に近い女性経済人たちが、 毎年韓国から韓国ウォンで3千億ウォンに達する数千種類の物品を輸入し、中国内の市場全体を相手に販売しているのが 良い実例ということが出来る。 延辺の商工人の中で女性たちが多くの比重を占めているのは、一つの注目すべき特徴でもある。

延辺の我が民族の飲食業は、ほとんど朝鮮族女性たちが独占していると言ってもよい。 彼女たちは、我が民族の 伝統飲食法を継承発展させ、そこに中国料理まで組み合わせて民族と地方の雰囲気を多分に備えた延辺朝鮮族の食文化を 作り出した。 一部の女性企業人は、延辺特色の飲食業を今や一つの巨大な食品産業としてブランド化して育てている。 延吉市友誼有限公司の金松月社長は、傘下に大型食堂だけでも当地で非常に広く名をはせているコスモ、コスモ民俗山荘 など四つにもなる。延吉紐考阿飲食娯楽有限公司の姜貞玉社長も、1999年から企業拡張を始め、現在は帽児山国家森林公園に 3千平米ほどの5階建の民族風格が物静かに漂うどことなく奥ゆかしい建物を作り、飲食業界で腕力を誇示している。 その他にも、延吉銀浦サウナの朴蓮順、百年釜飯の朴星花、南原酒場のカン・ホンニョなど多くの女性経済人たちが いずれも自ら経営の第一線で頭角を現わしている。

韓国の市場状況を把握したければ、延吉成宝百貨や金華城を訪ねれば、いつでも可能だ。 成宝ホテル8階に事務室を 置いている延辺大洋因私出入国公司・李明淑社長の紹介によれば、自分が知っているだけでも740人ほどに及ぶ延吉を 主軸とする延辺朝鮮族のビジネスウーマンたちが一ヶ月にも何度も韓国を行き来して色々な商売をしているという。 一部のビジネスウーマンたちは、今、日本まで渡っていって物を輸入している。 延吉成宝百貨のビジネスウーマンたちは、 より大きな市場と発展を狙って2008年に800万人の大都市・瀋陽へ集団進出をし、第二の成宝−瀋陽成宝百貨を設立した。 彼女たちは今、延吉−韓国−瀋陽間を行き来し、大海で魚を釣っている。 その中には子供たちが外国留学を終えて、 あるいは国内の重点大学を卒業して、母親の事業に参加し、創業の道を歩いている新世代の女性事業家たちもいるという。 大学で高等教育を受けて商業界に入った朝鮮族の新世代のビジネスウーマンたち、両親の世代とはまた異なる彼女たちの 明るい未来が期待される。

延辺では、朝鮮族ビジネスウーマンたちの社会公益事業も一層引き立って見える。 ビジネスウーマンたちを主軸につないだ 延辺愛心オモニ協会は、2002年に設立されて以来、草創期30人余りの会員たちが集まって10人余りの朝鮮族の不遇な子供たちに 奨学金を発給していたことに始まり、今日は300人余りの会員で琿春、和龍、安図と龍井に支部を置き、上海、北京、 青島などの地域に進出した朝鮮族女性協会とネットワークを結成した、傑出した民間社会団体として発展して来た。 7年間、彼女たちは450人余りの学生を含め、何と2500人余りに達する、支援を切実に必要とする人々に民族を越えて 暖かい愛と友愛の支援を送り続けた。

延辺朝鮮族の女性経済人たちの対外交流と参加活動も、ますます多様に成熟し、活発な様相を見せている。 2007年から 始まり、3回にわたって、瀋陽、ハルピン、長春で開かれた中国朝鮮族企業家フォーラムには、少なからぬ延辺の ビジネスウーマンたちが参加した。 彼女たちは大会で、朝鮮族社会と朝鮮族企業の現在・未来像などについて、 女性たちの繊細な観察により重みのある見解を表明し、自らの企業を広報してその他の地域から来た朝鮮族商工人たちと ともに連携し、親睦を分かちあい、互いに情報と経営状況を交流して活発な姿を見せてくれた。 彼女たちは海外の 女性活動にも順次関心を見せ始めており、8月韓国・仁川で行われた世界韓民族女性ネットワーク大会に延辺から5人の 女性が参加、そのうち商工人が3人を占めた。

世界化時代をむかえ、延辺朝鮮族のビジネスウーマンたちは経営能力と資質の向上のための知識充電も怠っていない。 延辺科学技術大学で、これまで9期に渡って実施した最高経営者教育訓練課程で、300人ほどの生徒を養成したが、 そのうち女性経済人が半分を占めているという点を見ても、それがよく分かる。

改革開放30年と共にあらゆる試練と逆境を体験して成長してきた延辺朝鮮族の女性経済人たちは、今日、グローバル 経済時代と息遣いを共にしている延辺の地域経済産業において、軽視出来ない一つの山脈として立場を固めている。

(吉林新聞 リ・チョルス記者 2009年11月3日)
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