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［経済］　韓国ウォン、銀行業界の新しい寵児に 中韓資金往来の増加とともに 《2等席》外貨−韓国ウォンが、最近、中国内の各銀行の脚光を浴び始めた。 交通銀行、中国銀行を はじめとする国内銀行は、韓国ウォンを対象にした様々な金融サービスを先を争って出し始め、これは韓国への 出稼ぎが盛んな我が朝鮮族社会に大変多くの便利を提供してくれている。 韓国ウォン業務が大当たり 交通銀行延辺支店は全国で最初に韓国ウォン預金及び送金業務を開始した銀行だ。 延辺地区から韓国へ出稼ぎに 出る人々が日増しに増加し、中国と韓国の間の資金取引が日に日に増加している情況に照らし、2008年7月、 交通銀行延辺支店は韓国ウォン両替業務をスタートすると同時に、全国で最初に韓国ウォン預金と韓国ウォン送金業務を スタートした。 交通銀行は中国で初めて韓国ウォン業務の旨味を《味わった》銀行であり、その開始は予想以上に美味かった。 韓国ウォン預金と送金業務をスタートした初月、交通銀行延辺支店は39.3億ウォンの韓国ウォン預金を集め、145万ウォンの 韓国ウォン送金、2380万ウォンの韓国ウォン両替業務を達成した。 先日、記者が交通銀行延辺支店の該当関係者から 聞いたところによれば、現在の交通銀行の韓国ウォン業務は相変らず熱気が冷めず、毎日の韓国ウォン業務の取引額が 十何億ウォンにも達するという。 そして留学、観光、労務などの領域の資金取引の利便性を高めるためにスタートした送金業務は、顧客が韓国ウォンを ドルに両替してから人民元に両替しなければならない中間手続を廃し、韓国ウォンを直接送金することが出来る業務を 行い、安全・迅速・便利なものにした。 このような《ワンストップ》サービスは、顧客の韓国ウォン送金需要を大々的に満足させた。 韓国ウォンの貸し出しも今は問題なし 交通銀行延辺支店が全国で初めて韓国ウォン預金業務をスタートした後、中国銀行も省全体で韓国ウォン預金業務を スタートした。 中国銀行延辺支店は、2009年5月14日に初めて韓国ウォン預金抵当業務を開始していたが、これは全国で初めての 韓国ウォン貸出業務だ。 貸出期限が6ヶ月で、貸出最高額が10万ウォンであり、韓国ウォン預金金額の50〜60％を 目安に貸出を認める。 交通銀行も今年上半期に韓国ウォン預金抵当貸出業務を提供していたが、韓国ウォン定期預金の50％を目安に貸出を 提供するという。 貸出期限が半年で、上限はないという。 韓国ウォン貯金抵当貸出業務は、満18歳以上の中国公民は誰でも申請することが出来、既に結婚した貸出者は 夫婦双方がいずれも貸出窓口に出て来なければならず、未婚青年は未婚証明を提出しなければならない。 韓国ウォンも人民元のように自由に預金可能 韓国ウォンも人民元のように自由に預金し引き出すことが出来る。 長春市の中国銀行大華支店は、韓国ウォン預金 業務を取り扱っており、好評を受けている。 大華支店の趙ミンホン副銀行長の紹介によれば、大華支店は今年7月9日に 開業してから今まで8千万ウォン余りの韓国ウォン預金を集めたが、これは韓国ウォン両替、送金業務を含まない 単純な預金残額だという。 大華ホテルに朝鮮族が多く訪れ、また韓国客が多く投宿する有利な条件を土台に設立された中国銀行大華支店は、 開業して以来、様々な点で活性化した韓国ウォン業務をスタートして、顧客の需要を満足させるために努力しているという。 趙ミンホン副銀行長の紹介によれば、韓国ウォン預金業務は国内外の個人が有効な身分証で口座を設立することが出来、 1年の累計最高預金額が5000ドルを超過してはならないという。 顧客は人民元預金と共にいつでも韓国ウォンを預金したり 引き出したり出来、他の業務と異なるのは、毎度の業務において必ず身分証明の原本を提示しなければならないということだ。 現在の長春地区中国銀行の韓国ウォン預金は、まだネットワーク化されておらず、ある銀行で預金したものをその銀行でしか お金を引き出すことが出来ないという。 趙ミンホン副銀行長は、《今年末までに中国銀行は韓国ウォンネットワークを実現し、 様々な銀行で預金し引き出すことが出来るようにしたい》と語り、韓国ウォンの直送金業務もまだスタートしてはいないが、 間もなく現地の情況に基づいて順次スタートするつもりだと述べた。 （吉林新聞　２００９年１０月２７日） Copyright(C) 朝鮮族ネット