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[社会] 丹東の抗美援朝戦争記念館を訪ねて



中朝修交60周年記念日の10月6日を控え、筆者は丹東の錦江山山麓に位置している抗美援朝戦争(朝鮮戦争)記念館を訪ねた。

記念館は敷地面積が18万平米、建築面積が13790平米で、3大建物−記念塔、陳列館、パノラマ絵画館と屋外武器陳列場で 構成されている。記念塔は、花こう岩を材料として高さが53m、その姿はなごやでありながら雄壮だった。 そこにはケ小平の 碑文題字が彫られ、一層厳粛さを醸し出していた。

陳列館は《品》字形の3階建で、建物の高さが19.4m、建築面積が5800平米だ。 陳列館には4つのテーマで10の陳列室に貴重な 歴史写真500枚余りと1000件余りの物品が陳列されていた。

パノラマ絵画館内は高さが24mで直径が44mの円周型建物だ。 建物の中には、現代科学技術の手法で絵画、プラスチック模型、 照明と音響を一つに融合させ、《清川江全滅戦》の激戦場面を生々しく再現していた。 パノラマ絵画館内の絵画は高さが16m、 周りの長さが132m、参観者が電動回転式スタンドに立ちさえすれば、当時の激しい戦争の雰囲気と支援軍戦士たちの英雄的な 戦闘場面を直接見ることが出来る。

屋外武器陳列場は面積が2000平米で、抗美援朝戦争中に投入された飛行機、野戦砲、レーダー、タンク、重型武器と戦争で押収した 敵の重型武器装備が整然と陳列されていた。

抗美援朝戦争記念館は1958年9月29日、初めて建設されたが、今の記念館は1993年7月27日、朝鮮戦争停戦協約40周年を契機に 元支援軍指揮部遺跡地だった英華山に新しく新築されたという。

愛国教育基地に指定された記念館は、無料参観を実行して来ており、開館以来100万人余りの参観者が訪れたという。

英華山山頂の記念碑正面の前に立って遠くを見渡せば、生命力が躍動する丹東市と北朝鮮の第二の産業都市・新義州市がひと目で見え、 数千年の歳月の波風を越えて海にゆうゆうと流れ込む鴨緑江が眺められる。 砲火の痛々しい跡として残った鴨緑江断橋の下からは 今日の平和の恩恵を享受して人生を楽しむ国内外の観光客たちを乗せた遊覧船がゆっくりと行き来している。 山の下から遠くない 距離には、青い屋根をかぶせて新築された丹東市朝鮮族中学校が懐かしく目に入って来る。

抗美援朝戦争で亡くなった15万 4428人の支援軍烈士たちの冥福を祈りつつ、筆者は英華山を下りた。

(吉林新聞 2009年9月23日)
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