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[社会] 訪問就業制実務韓国語能力試験、ものすごく難しかった



13日韓国語能力試験が終わる午後5時頃、延辺大学の試験場から出て来た受験者たちの顔色が良くなかった。

延辺大学総合庁舎第一試験場を一番最初に出て来た40代の男性受験者に試験の難易度を尋ねると、 《すごく難しかった》という。 どの部分が最も大変だったかという問いに、リスニング問題と基礎素養問題だった として、首を横に振る。 ところで、なぜ終了時間前に退場したのかという問いには、監視員があまりにも厳しく 取り締まるので、わき見すら出来ないようにさせており、座っていても苦しいだけなので、諦めて出て来てしまったのだという。

腰の少し曲がったお婆さん二人が、腕を組んで互いに支えあって下り坂を用心深く歩いて来た。龍井・東盛郷のある田舎の 村から来たといい、一人は59才、一人は57才、やはり今回の試験に参加した受験者だという。 丈夫でもなさそうな体なのに、 韓国へ行って何をするつもりで試験を受けに来られたのかという問いに《一度は行きたいと思った故国なのに、私たちのような 老人たちも試験を受けなければ行けないとは。なんとしても…と思って受けたのです》という。

《私は分からないが私たちの兄弟の妻は試験に合格して初めて韓国へ行った息子・娘たちに会うことが出来るのです…》

二つ若い小姑が年上の兄弟の妻を心配する。 それでは試験はうまく出来たのかと尋ねると、普段から関連資料を熱心に そのまま学習したが、学習したことは一つも出ず、あっちこっち変わる話が何の意味なのか理解すら出来なかったという。

彼女たちは、試験を受ける以外に故国訪問の途につく方法がない。 旅行の便で行って来ようとしても、10万元以上、家を抵当に 入れるか現金10万元以上を抵当に入れておかなければならない状態であり、田舎の老人たちの出国はより一層の難しい状況だ。 そのため、彼らもやむを得ず韓国語能力試験の受験生になるしかない。

延吉市のある中学校朝鮮語文教員は、夫の韓国就職のために休み期間を利用して、楽な手続で簡単に夫と会うために試験を受験する ことになったという。 前半部分は多少易しかったといえるが、単語の選択においても、よく使わない単語が出て来て、前後の内容を 正確によく確かめてみて初めて正確な答えを選択出来るほどであったとし、本人は毎日学生たちを教える教員なので、 それでも大丈夫ではあったが、年配の方々や朝鮮語が上手でない方々には大変な難問だったはずという。 後の部分はやや 難しかったが、基礎素養問題は本人も戸惑った部分が少なくなかったという。 関連資料も読んでみることはあったが、 聞き取ることも読み取ることも出来ない部分が多くて大変だったし、答案が正確なのかどうか確信がないという。

そして、韓国に何回か行ったことのたる人々ですらも分からない法律素養問題もあったといい、そのような問題は該当事例に 遭遇したことがない人では分かり難いものだという。 総じて試験全体が、社会一般を基準としてみると、難易度が非常に 高かったという見解であった。

30代の女性によれば、書き取りは全て書いたが、合っているのか違っているのかさっぱりわからないという。 他の人々の 答案もちょっと見てから書こうと、のぞき込んで見回してみたが、各々答案が違うようで、書こうにも書けなかったとして ニヤリと笑う。

結局、誰もすっきりした返事をする人はいなかった。

(吉林新聞 2009年9月14日)
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