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[文化] 郷園村の蓮の花、香り奥ゆかしく



緑濃き7月も過ぎつつある24日、図們市涼水鎮郷園村の蓮花村は、3回目となる蓮花節により、完全な名節の雰囲気になった。

郷園休暇村は図們江を挟んで隣国・北朝鮮が近距離に見える蓮花の村だ。 郷園村主催、 北京美人松文化伝売公司の後援にて繰り広げられたこの日の祭りは、祝賀公演と撮影展示、蓮花観賞、 農家食品展示などが続いた。祝賀公演の会場は民俗演芸の身なりでひょいひょいと農楽舞を踊る郷園村老人の 微笑ましい顔、騒がしいドラの音に合わせ、私たちの音調のリズムに合わせてくるくる回るサンモ踊り、 ドンドコドンドコ長短の鼓を鳴らして楽しく踊るチャンゴ踊りなど、熱狂のルツボとなった。

《蓮花が満開となる7月には、国内の観光客はもちろん、韓国、米国、日本などの外国観光客まで時折訪ねて来ます。》

このように話す郷園村蓮花村の主人・全仲日氏(44歳)は、20歳の時、涼水鎮のある個人炭鉱で発破事故により両手を 失った障害者だ。 20年ほど前、涼水鎮河西村の1ha余りの天然のドロ沼を挟む2haの土地を請け負い、2000元の 貸付金で創業を開始、ススキが風に揺れていた荒涼たるドロ沼を蓮花の香りが奥ゆかしい《郷園村蓮花村》として 建設するまで、一家親戚兄弟、友人たちの支援が大きかったという。

《最初はドロ沼に魚だけ育てていたが、蓮花(図們江紅蓮)を栽培し始め、3年かかってやっと根を下ろすようになり、 2002年から一つ二つと蓮の花が咲き始めました。 ドロ沼を請け負い、10年余りの歳月が流れて600平米ほどの 観賞規模を備えた蓮花沼に姿を変えましたよ。》



全仲日氏によれば、延辺で蓮花が咲く季節は7月初めから8月中旬までの概略40日余りとのことだ。

蓮花は水中から頭を精一杯に持ち上げ、気品あふれる姿で純潔さと美しさを世に誇る。 蓮花の美しさに引かれて、 郷園村をしばしば訪れる観光客の足が、より一層増えている原因が非常によく分かる。

(吉林新聞 2009年7月25日)
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