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[社会] 朝鮮族の技術水準向上のため系統的対策提起を

韓国への出稼ぎ労務者にオーダーメード型技術養成が至急必要


▲長春龍嘉国際空港で出港手続を踏んでいる旅客たち(資料写真)

7月から1万 2800人の無縁故同胞抽選選抜者が査証の発給を受けて、続々と韓国へ行くことになった。 大多数の準備なき韓国行について、社会の各界は憂慮を示している。

金融危機後、韓国ウォンの下落で在韓朝鮮族の収入が人民元で30〜40%減少し、中国内への送金額が減少、内需市場が 萎縮した様相を見せている。 例えば、延吉のある大型デパートは、以前はショッピング客たちが人だかりを成して 商品購入の列が長く続いていたが、今は閑散とした雰囲気を見せており、この事実をよく物語っている。

韓国ウォンが下落した状況で、朝鮮族が韓国で労賃を多く稼ぐためには、どうしても《体力型》から《技能型》に、 技術水準を低級段階から中級段階、そして高級段階へと順次向上させてこそ就職チャンスを拡大し、単一時間内の収入を 増やすことが可能になる。 収入が増えてこそ、国内への送金額が順次増加して内需市場が再び活性化する好循環を実現する ことが出来る。

それゆえ、朝鮮族の技術養成問題は重要な問題であり、緊迫した問題であるということについて、社会各界は認識を共に している。 しかし技術の養成内容と方式については、互いに交錯した反応を見せている。

吉林省では農民工業に養成補助金を一人当り500元ずつ負担して、技術養成をしているが、本来韓国への出稼ぎを目的と している朝鮮族農民たちには、これはあまり効果がない。 彼らは戸籍の所在地で養成を受けなければならないという制限が あり、さらに養成課程の内容が韓国での就職に適合した内容ではなく、養成の実効性が落ちると語る。

これについて、吉林省民族幹部学校の崔成男副校長は、《韓国への出稼ぎ労務経済は、朝鮮族の民生経済だ。 韓国への 出稼ぎを目的とした特殊群体の朝鮮族にオーダーメード型養成内容を提供することが至急の課題だ》と指摘する。

オーダーメード型の技術養成のためには、韓国への就業情報を知らなければならず、それに合う内容を教育させなければ ならない。 そのためには、政府部門でオーダーメード型養成政策をスタートし、専門家、学者たちは研究討論会を組織し、 方法と解決策を提示し、報道機関では農民たちが技術を習うように訴えるなど、社会各界の統合的な努力が必要だ。

すなわち多元的な経路で朝鮮族農民の技術養成問題を解決する系統的なプロジェクトが提起されなければならない。 どれか一つの部門が率先するよりも、様々な部門、様々な人々の力を集め、解決することが解決への道であるということだ。 政府側では特に各地の民族事務機関が率先し、該当部門と協力して推進するのも良い方法の一つであると崔成男副校長は指摘する。

韓国での就職だけでなく、帰国した朝鮮族の創業問題についても多元的な経路の系統的プロジェクトが必要だという指摘も出ている。

一方、九台市新立村朝鮮族村・朴泰俊書記は、《農民に対しては、言葉で訴えるよりも成功者のモデルを見せることが 最も効果的だ》としており、彼らが一歩一歩成功の道を歩み始めるように、成功者のモデルを見せることが何よりも 重要だと指摘する。

(吉林新聞 2009年7月6日)
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