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[社会] 遼寧省、朝鮮族小中学校の男女比率不均衡が深刻

最近、遼寧省の朝鮮族中学校と小学校を対象に、男女学生の性別比率(100人の男子学生対女子学生)を通計した結果、 男女比率は0.82:1で、ひどく均衡を失っていたと遼寧朝鮮文報が伝えた。

そのうち中学校は男女比率が0.86:1(男子学生数1543人、女子学生数1791人)で、小学校は0.8:1(男子学生数2863人、 女子学生数3565人)で、より一層深刻な状況だった。

科学的統計によれば、人類の正常な自然男女比率は100人の女性に対して103〜105人が男性だ。 中国'2006年国民経済と 社会発展統計'によれば、男性の人口は6億7728万人で女性の人口は6億 3720万人であり、男性が女性より4000万人多い ことが分かった。

結婚適齢期の20才から45才までの人口で、男性と女性の比率は1.19:1で女性より男性が1800万人多かった。 すなわち 1800万人の男性が配偶者を得られない計算になる。

専門家たちは"その数が順次増えて、2020年になれば3000万人を越えるだろう"と展望している。

これとは反対に、私たちの朝鮮族社会は他民族との結婚や国際結婚を考慮しないならば、今の新世代については、 結婚適齢期になっても100人当り18人に及ぶ女性たちが配偶者を得られないことになる。

専門家たちは"中国で男女比率が均衡を失うことになった主たる原因は、'男尊女卑'の封建思想のため、一部の妊産婦家庭で 出産前に胎児の性別鑑定がされた後、女の子であった場合に堕胎した結果"と分析する。

では、朝鮮族にも同じように'男尊女卑'の封建思想があるのに、なぜ女の比率の方が多いのか? 多くの人々は朝鮮族は 性別検査と堕胎まではせず、息子が一人いる家ではそれ以上子供を作らないのに対し、娘だけを持つ家庭では息子を産むまで ずっと子供を作り続けるという事情にあると見ている。

私たちが現実に見ている状況においても、娘が二、三人いる家庭はいくらでも見られるのに対し、息子が二、三人いる 家庭は滅多に見られない。

社会学者たちは"男女比率の深刻な不均衡は、社会の安定、婚姻における金銭の役割の拡大、男女選択権の不平等、 離婚率の増加などの社会問題を惹起させる"と分析する。

朝鮮族社会の男女比率不均衡問題に備え、対策作りが急務となっている。

(黒龍江新聞 2009年7月3日)
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