xxxxxxx
朝鮮族ネット 中国の朝鮮族に関するニュースポータルサイト Search by Google:
ホーム 朝鮮族概要 地域紹介 政治 経済 歴史 観光 ショッピング コミュニティー お問合せ



[教育] 小中学校の校内暴力が深刻に

最近、州内の小中学校の学生たちの間で、暴力を振るったり喧嘩をするなど、校内暴力が増えており、父兄の不安を招いている。

延吉市郊外に位置する某小学校3学年の金君は、登下校の際、自分より頭一つ分は大きい何人かの上級生が道を 遮ってお金を奪ったため、学校に通うのを怖がっている。お小遣を一日に5〜10元ずつ持って通っているが、何度も その金を奪われておやつも食べることが出来なかったという。

それでもお金だけで済めばマシな方だ。延吉市の某中学校2年の楊君は、同じ学級の何人かの生徒らにしばしばお金を 奪われた上、もし持って通う金がないなら、何日までお金を持ってこなければ殺すぞと威嚇まで受けた。 学校に通う のが怖くなり、彼は何日間も登校しなかった。 そのうちに学級長などの幹部らが家庭訪問に来て、説得したのでまた 登校することになった。ところが同級生たちにお金を払わないからと殴られ、目が腫れ上がり鼻血まで流して帰宅した。

怒り心頭の彼の両親が学級担任を訪ねて、その学生らと対面したが、彼らは楊君が自分たちに600元を借りたと釈明した。 学級担任が調査した結果、楊君がお金を借りたことは全くないことが明らかになった。全体父兄会議で加害者らの父兄らが 謝罪し一段落となったが、楊君は心身に大きな傷を負うこととなった。

数日前の午後3時頃、延吉市延龍高速道路の立体橋南側の村の路地で17〜20歳の青少年30人余りが手に60cmほどの刀を持って 互いに刺し合う乱闘をしたが、双方は戦えば戦うほど意気軒昂になった。後ほど誰かが警察が来ると大声を張り上げ、子供 たちは全員逃げた。 後で分かったことだが、同じ中学校の二人の男子学生が一人の女学生を巡り争い、時間と場所(立体橋の下)を 決めて一対一の戦いで勝負を決めることを約束したという。ところが勝敗が決まらないので、互いに自らの“支援軍”を呼び、 大乱闘に発展したが、社会の不良青少年たちまで加勢したため、戦いの規模がますます大きくなったのだ。

ある教育専門家は、今、一部の学生たちはネットカフェで暴力ゲームをしたり、暴力や色情を扱った不良漫画・ビデオを 経常的に見ており、その内容をそのまま受け入れているとしながら、少しでもお互いの利益と自尊心に触れれば、暴力を 振るったりひいては“義侠心”まで発揮して、集団暴力まで引き起こしていると指摘した。小中学校の時期は模倣性が強く、 活動力が強い時なので、いわゆる“義理”と“愛情”に陥れば後の禍は全く考慮することなく、ひいては死すらも辞さないと 言いながら、学校と家庭および社会で正しい人生観、価値観・教養を強化することが望ましいと助言した。

(延辺日報 2009年6月29日)
Copyright(C) 朝鮮族ネット