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[文化] 延辺チーム、華麗なる逆転勝ち

四川西部智谷をとらえ、初のホーム勝利
地元選手のみで出場、延辺チームの攻撃型戦術を展開




2009中国サッカー甲級連盟戦第9節競技が6月13日午後3時定刻、龍井市海蘭江体育場で始まった。

去る5月16日の遠征競技で上海浦東中邦を破り、初勝利をあげた延辺チームは、吉林チームを代表して 全国運動大会サッカー予選競技に出場したが、4位となり本戦進出に失敗した。

今日の競技は金光柱監督が延辺チームの指令塔となってから二度目の競技で、ホームでの勝利を悲願とするサッカーチームと ファンの期待が大きいだけに、より一層の関心が集まった競技だった。 数日間ぐずついていた天気が晴れ、暖かい陽光が 運動場を照らし、天時地理人和の強みを得た延辺チームの勝利が期待される競技だった。

試合が始まって、序盤の競り合いから、延辺チームは一方的に四川西部智谷チームを追い詰め、圧迫した。競技開始4分頃、 延辺チームの初のシュートがあり、その後数回、ゴールの前で混乱を作り、シュートのチャンスを得たが、ゴールにつなげる ことは出来なかった。

競技開始後10分を過ぎ、四川西部智谷チームが延辺チームの猛攻に耐え、徐々に反撃の機会を狙っていた。 13分頃、 一回の攻撃が比較的脅威的だったが、尹光選手が阻んだ。 14分頃、延辺チームが一回の反撃でコーナーキックを 勝ち取り、朴成選手の強烈なロングシュートが相手守備選手の体に当たり、ゴールの外に流れ出た。

20分頃、朴成選手の近距離シュートが四川チームに大きなピンチをもたらしたが、ゴールネットを揺らすことが出来なかった。

混戦に混戦、延辺チームで活発なサイド攻撃により、相手のDFラインを威嚇するかと思えば、四川西部智谷でもスピーディーな 反撃で延辺チームのゴール前を威嚇する。 韓光華選手の活躍が引き立って見える中、白勝虎、崔南日、鄭林国、韓松峰などの 選手たちのリズミカルな連携が比較的潤滑だった。 最後のシュートチャンスをモノにする決定力がまだ不十分な感じだ。今日の 試合を見れば、延辺チームは長距離と短距離パスを連携させて、相手DFラインを破る試みを数回やったものの、最後のシュートに 力がなく、スピードがなかったりして、ゴールを決められずにいた。

傷が完治した外国籍選手・アブドルサラムが後半戦に出場するかどうかが注目された。延辺チームの攻撃ラインに高さと力が 必要とされる雰囲気だった。

前半戦の終了間際、何秒かを残して、四川チームで反撃チャンスを活かして11番・羅競選手が延辺チームのゴールをとらえ、 延辺チームが0:1でリードを許してしまった。

前半戦終了間際、呆気なく先制ゴールを許してしまった延辺チームは、後半に入り、競技開始から四川チームを追い詰めた。 競技開始1分も経たぬうちに、延辺チームは一回の攻撃で同点ゴールを成功させた。 同点ゴールを成功させた選手は、8番・朴成選手。

朴成選手の同点ゴールで、士気が盛り上がった延辺チームの選手たちは格別に興奮し、競技場は熾烈な激戦が続いた。 8分頃、20番・鄭林国選手が相手GKをかわして近距離ヘディングシュートを放ったが、追加ゴールに結び付けることが出来ず、 観衆はため息をついた。

8分頃、延辺チームで21番・崔イン選手を18番・崔南日選手と交替出場させた。

競技の流れはずっと延辺チームに有利に進んでいた。20分頃、鄭林国選手が相手GKと1:1の単独攻撃チャンスを得たが、 追加ゴールに結び付けることが出来なかった。 続いて22分頃、朴成選手がやはり単独でGKと向き合い、シュートを飛ばした。 運が悪いわけではなく、決定力不足という評価を受けてきた延辺チームだ。 攻撃に攻撃、ゴール前を掻き回しているうちに、 23分頃、8番・朴成選手がゴール前で素早く移動する過程で、絶好の得点チャンスをとらえ、本人2つ目のゴールを成功させた。

これで2:1、延辺チームが逆転の勢いに乗り、四川西部智谷を追い詰めた。


▲今日の競技で2ゴールを成功させた8番・朴成選手

後半戦には、競技場の得点掲示板の数字が速く変わるようになった。朴成選手が追加ゴールを決めてからいくらも経たぬ30分頃、 韓松峰選手がさらに強烈なシュートで相手のゴールを破り、場内の流れが変わった。 これで3:1にて延辺チームのリードとなった。

今シーズン開始以来、ホームでの勝利に飢えた延辺チームにとって、四川西部智谷が初の獲物になりつつあった。

競技終了を1分後に控え、競技を通じて活躍していた延辺チームDFの2番・白勝虎選手が4点目のゴールを決めた。

前半戦に四川西部智谷チームに先制ゴールを許した情況で、4点も挽回して華麗な逆転勝利を成し遂げられた 延辺チームの初めてのホーム勝利となり、前の第8節に続き2連勝を成し遂げた延辺チームは、現在2勝3無3敗で勝ち点9を 記録、2ゲームが不足した状態で8位につけている。

競技終了後、四川西部智谷チームの監督がインタビューに参加せず、延辺チームの金光柱監督の一人舞台にて進められた。 金光柱監督は、延辺チームを引き受けた後、延辺チームの実情に合う攻撃型サッカーを駆使し、 それに釣り合う訓練を進めて来たことが今日の勝利に繋がったと語った。

今日の競技で外国籍選手を使わなかった点について、金光柱監督は、現在のチームの攻撃戦術に合わないためだと 答えた。 今後も、もしチームの攻撃戦術に合わないのであれば、起用しないものと見られる。

6月20日夕方19:00、延辺チームは遠征競技で強敵の遼寧宏運チームと激突する。

(吉林新聞 2009年6月13日)
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