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[社会] 広州《コリアタウン》−遠景路

◆ ハングル看板の店 60ほど… 店の主人、大部分は朝鮮族
◆ 《広州日報》 遠景路の韓国料理で暑さしのぎ、と紹介




先日、広州へ行った。 広州市は天気があまりにも蒸し暑く、まるでサウナのようで、私たちのような 東北人には耐え難いものだった。

延吉のチンダルレ冷麺でも一杯食べれば、爽やかに暑さを吹き飛ばせるだろうにと思った。

そこで、噂をたよりに捜したところ、広州遠景路へ行けば必ずチンダルレ冷麺を食べることが出来るとの ことだった。それだけでなく、そこへ行けば、キムチ、テンジャンチゲなど私たちの食べ物が何でもあると 言われ、まずは食べてみようとタクシーに乗って遠景路へ行った。

広州市の西北に位置している遠景路は、文字通り広州のコリアタウンと言っても過言ではなかった。 通りの 長さはおよそ1000mあるかないかで、ザッと見てハングルで書かれた店の看板が 60以上はあった。 私たちが 親しむ《チンダルレ冷麺》《景福宮》《大長今》があるかと思えば、韓国ではポピュラーな 《のり巻き天国》 《全州家》もあった。 店の名前をよく見ると、民族の特色が濃く、延吉なのか韓国なのかと混乱するほどだった。 《南美女》《オオカミと狐》《路地家》《手作り豆腐村》《ジュンソ寝具》《マンソクゴルカルビ》 《雌きじコプチャンチョンゴル》《草家》…

店を分類して見ると、国際輸送、飲食店、レジャー、旅行業者、インテリア、美容、病院、テレコムなど日常生活と 係るサービス業種がほとんどあった。

ある店は確かに漢族が経営していたが、看板の中国語の下にハングルを添えているところもあった。 例えば《重慶魚すき焼き専門》とか《中国名茶》など。 またガラス戸に《オソオセヨ(いらっしゃいませ)》と 書いて韓国人の足を捕らえたりしていた。

食品を見ると、韓国食品の外、延辺の食品、例えば《金剛山キムチ》《東北牛肉》 などもあった。

龍井西市場で牛肉商売をしていた朴ヒャンファさん夫婦は、 2年前からここへ来て弟と一緒に 牛肉店を経営していた。 彼女の紹介によれば、広州で売られている牛肉はほとんどが安物の牛肉で不味く、東北牛肉を好む人が多いと言いながら、 広州市内のあちこちに供給していると語った。彼の話によれば、遠景路の店の主人は大部分が中国朝鮮族で、この通りが 去年までは非常に繁盛していたという。

4月 10日付 《広州日報》は、一面を割いて専門的に遠景路の韓国料理を紹介、暑さしのぎに良いとしながら、価格も一般市民に 受け入れられる水準と報道した。 《韓国料理 遠景路》と中国語でコンピューター検索をすると、検索結果は およそ 72ページに達するほどで、遠景路についての関心がかなり高かった。もともと 《食は広州にあり》と噂が立つ 広州で、韓国料理に興味を持つ人々が増えていた。一部の市民たちは、わざわざこの通りへ来て料理の味を確認し、 インターネットに韓国料理についての感想を掲載したりしていた。

聞いた話によると、広州には韓国人が 1万 5000人ほどいるが、金融危機で多くが帰ったという。そのため、いくつかの 店は門を閉めており、やや寂しい感じも受けた。

ここのチンダルレ冷麺店に入って、冷たい冷麺一杯食べてみると、暑さが吹き飛んで気持ちも爽やかになった。 この食堂は、去年 3月に開業、紹介によれば商売が順調だという。食堂の入り口に設置された広告用の陳列台が目を引いた。 そこには、およそ韓国人も朝鮮族も関係なく経営する会社の案内が、山のように置かれていた。《大長今》や《景福宮》 食堂に入って見ても、入り口のカウンターのそばに会社案内書、名刺掲示板など同じようなものが数多く陳列されており、 このようなものでお互いに情報交流をしている様子だった。

誰だったか、我が民族は日照りの中に岩盤に乗せても生きて行ける生命力の強い民族だと言った人がいる。 国際金融危機を是非とも勝ち抜き、さらに栄えて欲しいものだと思う。

(吉林新聞 2009年5月20日)
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