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[文化] 延辺チームの初勝利はいつなのか?



5月 9日、中国サッカー甲級リーグ第7節、延辺チーム対南京有有チームの競技が、龍井市海蘭江体育場で午後 3時から始まった。

最下位に甘んじながら連続するアウェーゲームで意気がひどく落ち込んだ延辺チームは、 1節競技を休んでから ホーム競技を行うこととなった。延辺チームの目標はシーズン初勝利であり、目前の苦境から脱することだ。 名将・ 胡雲峰が率いる南京有有チームは、実力はさほどでもないが、頑強な防御戦術で理想的な結果を追求するチームだ。 今日の競技で、延辺チームが体力とホームの強みをうまく利用すれば、勝ち点 3を獲得することはさほど難しいこと ではないと思われた。 多くの専門家たちは今度の競技予想を、引き分けもしくは延辺チームの勝利と見ていた。

冷たい春雨が降る中、延辺チームと南京有有チームの競技が始まった。 2分3敗で甲級順位で最下位に甘んじている 延辺チームだが、延辺チームをこよなく愛するサッカーファンたちは、傘を持って体育場を尋ねて来て、故郷のサッカー チームを熱く応援している。

午後 3時 23分、前半戦の競技 20分余りが経過した。延辺チームは、体力とホームの強みを利用して圧倒的な競技を 展開した。 6回のコーナーキックを得て、相手ゴールの前を苦しめている。 延辺チームの攻撃を受け止めるため、 南京有有の屈波と陶飛選手がイエローカードを受けた。 穏かな雨が午後に継続的に降り、運動場が滑り、ボールのパスが 正確ではなく、ハプニングの多い競技となったため、競技結果については予断を許さなかった。延辺チームから 3度の シュートがあったが、相手ゴールを割ることが出来ない。

32分頃、アブドルサラムが攻撃の途中に負傷して退場し、 08シーズンに看板FWとして活躍した 9番・金成選手が交替 出場した。 劣悪な天気のため、双方の選手たちは体力の消耗がひどく、奪って奪われる過程に揉み合いが多くなり、 審判の反則ホイッスルが頻繁に鳴った。延辺チームの攻撃が比較的単調で、攻撃コースが鮮かな一方、南京有有チームは 防御・反撃の旗印を高く掲げて緻密な防御と快速的な攻撃を駆使した。 前半は双方とも 0:0で終えた。

後半戦が始まり、15分が経った。 南京有有チームでは戦術を変え、攻撃主体の競技を展開しながら、看板FWのセリオを 出場させた。 延辺チームでは、南京有有チームの攻撃を利用して反撃を試み、二度のかなり脅威的なシュートチャンスを 得たが、ゴールを外れた。セリオの速度と技術がともに圧倒的だったことを考えると、延辺チームの守備ラインへの圧力は 前半戦よりかなり大きくなったようだ。 延辺チームではこれに対応して 10番・朴万哲選手に替えて 38番リカルドを出場させた。

後半戦 21分頃、延辺チームは韓光華選手を林青選手に替えて出場させ、守備ラインを強化した。 25分頃、 南京有有の一度の ヘディングシュートが、危うく延辺チームのゴールを割りそうになった。1分後、延辺チームの反撃も比較的効果的だったが、 韓松峰の近距離シュートを相手のキーパーが抑えた。

延辺チームでは、絶妙なタイミングで何回もチャンスを得たが、運が味方してくれなかった。 攻撃ラインからのシュート の質が高くないという弱点が心配だ。 悪天候のため、ボール捌きが自由に出来なかったという原因もあるが、戦術の組み合わせが 潤滑でなかったという原因もある。 競技の終了控え、延辺チームのテンポが早くなった何回かの展開も、やはり観衆だけを 緊張させたに止まり、競技結果まで変えることは出来なかった。 競技結果は、もはや見慣れた 0:0。

延辺チームの初勝利は、こうして再び次の競技へと延ばされてしまった。 09シーズン、延辺チームの苦悩はいつまで続くのか?

(吉林新聞 2009年5月9日)
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