xxxxxxx
朝鮮族ネット 中国の朝鮮族に関するニュースポータルサイト Search by Google:
ホーム 朝鮮族概要 地域紹介 政治 経済 歴史 観光 ショッピング コミュニティー お問合せ



[経済] 延辺、失業率上昇で就職難'弱り目に崇り目'

金融危機で製造業、サービス業不振、人力需要減少

韓国ウォン暴落、韓国出稼ぎへの道が細くなり、困難さらに多く


延辺就業局によれば、今年第1四半期に新たに就職した人は 1万1020人、失業後に再就職した人は 6843人だ。

そのうち、就職難のため家で待機してから就職した人は 2131人であり、去年同時期に比べて 9.3%減少、 失業後の再就職比率は 15.3%減少した。就職難のため待機してから再就職した比率は 35.7%減少した。

現在まで、延辺の各都市での失業登録率は 4.25%であり、去年同時期に比べて 0.26%上がった。州全体で働き口を 移した人は 16万1000人、そのうち吉林省外に就職した人は 3万2000人、吉林省内で働き口を移した人は 9万5600人、 出国した人は 3万5400人と集計され、対外労務は去年同時期に比べて 38.9%も減少した。

今年の対外労務者を 24万名ほどと予測しており、去年の 29万 3000人に比べて大幅に減少するものと予想される。

今年、延辺はここ 3年間で就業率が最も低い年になるだろうというのが関係部門の説明だ。 その原因を分析して見ると、 金融危機で紡織業、服飾業、木製品加工業、輸出加工型企業が大きな衝撃を受けており、エネルギー鉱山産業も様々に 影響を受けているため、人力需要が去年同時期に比べて減少している。 また労務者も減り、農民工の就業率も下がっており、 就職難が '弱り目に崇り目'の状態だ。

今年 3月まで、延辺は世界金融危機により 57の企業が衝撃を受けたが、そのうち 15の企業が生産を中止、 41の企業が生産の 半中止状態に入っており、 1つの企業が破産し、影響を受けた人力は 5057人。 そのうち休業に入った人力は 4581人、完全に 働き口を失った人は 476人だ。

特に韓国ウォンの暴落で、輸出量が急激に減り、中止・半中止の企業が増え、出稼ぎへの道が次第に細くなっており、 5万7千名に 達する林業失業者の再就職がさらに難しくなった。

統計によると、2009年度の延辺出身の大学卒業生は 1万 5202人、 そのうち本科大学卒業生は 7727人、単科卒業生は 7475人で、 彼らの延辺での就業が非常に難しくなっている。このような現実の前で、延辺は今年の大学卒業生の就業が大きな話題になるだろうと いうのが関係部門の説明だ。

延辺は工業が未発達地域である一方、サービス業すなわち食堂、遊興業が相対的に盛んな地域だ。しかし韓国ウォンの暴落 などの原因で、旅行・食堂業も低調期に入って行く兆しを見せており、カラオケ、サウナなどの遊興業店も門を閉める傾向が 出始めている。

延吉市西市場付近にある某食堂によれば、昨年末から売上高が減り、今年は売上高が去年同時期に比べて半分ほどに減ったため、 職員をやむを得ず削減するようになり、このままずっと営業を続けるべきかについて悩んでいる。

調査によれば、延吉市(登録されたタクシー 2000台ほど)のタクシーは、大部分、朝鮮族が乗る。ある漢族のタクシー運転手によれば、 今年になってから朝鮮族がタクシーに乗る比率が大幅に減っている。 その原因を詳しく見ると、タクシー料金が上がった外、 韓国ウォンの送金が大幅に減ったためだというのが関係部門の説明だ。

しかも、韓国が金融危機で困難に直面し、対韓国出稼ぎの主要地域だった延辺が、韓国ウォン暴落及び対韓国出稼ぎの道が細く なったことにより、 '韓国が風邪をひくと延辺がくしゃみをする形'になったともいえる。

(黒龍江新聞 ユン・ウンゴル記者 2009年4月23日)
Copyright(C) 朝鮮族ネット