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[教育] 人参サポニン生産の空白を埋めた朝鮮族教授



薬品や化粧品、洗剤、人参製品添加剤と健康商品の生産に広く使われる人参サポニン RH2を発明し、 生産に投入して世界の人参サポニン生産の空白を埋めた大連軽工業学院生物及び食品工程学院院長の金鳳燮教授に 会ったのは、去る 3月 2日、大連工業大学・金鳳燮教授実験研究室だった。

スラリとした背丈に凛々とした体躯を持つ金鳳燮(大連工業大学学術委員会主任、遼寧省醗酵重点実験室主任)教授は、 74歳の高齢が信じられないほどに活力に満ちていた。 趣味生活といえば、ひたすら実験研究だとして "マージャンや トランプなどの遊びには一切関与せず、実験研究だけに没頭している"という彼は、 " 家から講義室へ、講義室から 研究室へ、毎日毎日全く同じ日常を繰り返しながら、時には一日 24時間がどのように過ぎたのかも分からないほど、 実験室に釘づけにされている"と語った。

失敗に失敗を繰り返しながら、遂に 18種の発明プロジェクトのうち 14種の専売特許権を獲得した彼は、 2003年に 国家科学技術発明2等賞、2005年に遼寧省優秀専門家の称号、2006年には全国5.1労動メダルを授与され、 2008年には 大連市 "初回帰国留学者創業人材 10大標兵"という栄誉も受けた。

延辺で育ち、延辺で大きくなって来た彼は、まだ延辺に対する深い印象を持っていた。 1968年に吉林大学化学部を卒業、 吉林省朝陽川酒工場で働いてから、吉林大学生物化学専業修士研究生を卒業、 1982年から大連軽工業学院で教鞭を取る ようになった彼は、その間、国家教育部による派遣で日本に留学する幸運に恵まれた。東京大学で彼は熱心に勉強し、 博士の学位を取る一方、余裕の時間を捻り出して日本の専門家たちと共同して 100万字に及ぶ "中国の酒事典"という 日本版著書も編纂し、周囲の人々に認められた。

今までに合計 5編の著書と 190編の論文を発表した彼は、大学で破格的に講師から教授に昇格され、 1991年度には 国家特殊手当金を受けるという栄誉も受けた。

多くの科学研究成果を修めてからも、まだ実験研究に満足出来ない金鳳燮教授は、 "実験研究を経て一つ一つ未知の 世界を探求して行く時ほど楽しい時はない"とし、今日も研究生の養成と実験研究分野で余生の光を発散している。

(延辺日報 チェ・ミラン、チャ・スンヒ記者 2009年4月20日)
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