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[経済] 韓国ウォン購入、朝鮮族の財テク手段に

専門家、韓国ウォン下落期の財テク方法を提起

毎度の金融危機や為替変動が激しい時、それを投資のチャンスととらえ、財テクにより利益を得る人々がいる。 韓国と特別な縁を持っている朝鮮族にとって、今回の韓国ウォン暴落は一つの投資及び財テクのチャンスでもある。

何よりも株式投資や基金投資が低調な時期になっており、それに銀行預金の利子さえ急落している最近、韓国ウォンの 購入は良い財テク方法といえるだろう。韓国へ行かず、座して韓国ウォン暴落をチャンスとして利用する人々がいる。 彼らは安値で仕込んでから高値で売り、為替差益を取れる機会をうかがいながら、韓国ウォンをコツコツと購入しているのだ。

韓国との経済取引が活発なハルピン市阿城区の陳さんは、昨年末、韓国ウォンが急落すると、大胆にも中国銀行で 韓国ウォンを買い付けた。最初は身分証さえあれば一度に1000万ウォンまで仕込むことが出来たが、その後、韓国ウォンを 買い付ける朝鮮族が増えると、銀行では一人当たり 200万ウォンまでに制限するようになった。陳さんによれば、 買い付けた韓国ウォンは、韓国ウォン預金業務を扱う銀行がないため、正常な手続きを踏んで一定の資金を支払い、 工商銀行金庫に保管しているという。現在、不完全な統計によると、阿城区だけでも朝鮮族の購入した韓国ウォンが 10億ウォンを軽く超えるという。

中国銀行で韓国ウォンを買い付ける人々もいるが、韓国ウォンで商売をしている人々から韓国ウォンを買い付けたり、 民間のその他の経路を通じて韓国ウォンを買い付ける人もいる。ハルピン市道里区で某外国語学校を運営する周さんは、 今年の始めに 500万ウォンを一度に買い付け、韓国との取引が多い金さんも一度に何百万ウォンかを買い付けて、さらに 買い付けようとしても経路を捜すことが出来ない状況だと語る。韓国ウォンが下落したままなので、たやすく手放す人が 最近はあまりいないと金さんは語った。

韓国ウォンの暴落を機会に、韓国内の不動産に投資する人もいる。ハルピン市で不動産業を手広く展開している崔社長は、 先日、親のためにソウルに立派なアパート一棟を購入した。不動産事業家であると同時に専門家でもある崔社長は、 韓国ウォンの暴落により、ソウルの家賃が北京や上海に比べて高いとは決して言えなくなっていると語る。

韓国ウォンが暴落する現実を見て、韓国ウォン買いに夢中になる人々の共通した考えは、韓国経済が回復さえすれば、 いつかは韓国ウォンが上がるはずで、その時になれば韓国ウォン投資が必ず利益をもたらすはずだという点にある。 韓国ウォンの購入は、現在、国内での株式投資や基金投資より手堅く、また朝鮮族が自らの強みを発揮することが出来る 投資手段であるというのが、彼らの共通した見解だ。

中国で韓国ウォンに対して敏感なのは、朝鮮族だけでなく韓国人も同じだ。何年か前に、瀋陽、青島、北京、上海、煙台、 天津等へ来て、既に基盤をしっかり築いて来た韓国人や大企業駐在員たちは、購入した不動産も二束三文で早々に処理した後、 お金を韓国に送金して、元々人民元で預金しておいたお金を韓国に送金している。 韓国内で人民元から韓国ウォンに両替して 利益を得ようというのだ。ウリ銀行上海支店によれば、現在、上海から韓国への送金が年初に比べて 6倍に増えているという。

韓国ウォンの購入は、一つの財テク方式ではあるが、やたらに選択するのも望ましくない。何よりも、ある程度の経済力を 備えなければならず、韓国ウォンを含む為替レートの流れをよく把握し、ある程度の投資経験や財テク経験が必要だと 専門家たちは警告している。

韓国ウォンが暴落し、在韓国の朝鮮族はやむを得ない場合を除いては、中国に送金をしていない。 その代わりに韓国ウォンを 韓国内でやたら消費しようとする在韓朝鮮族が増えており、そんな普遍的な心理について、光大銀行ハルピン市紅旗支店・ 金龍副支店長は "韓国ウォンの価値が反騰する可能性が大きいので、韓国にいる朝鮮族は焦らずに韓国ウォンをそのまま 銀行に貯金しておいて機会を待つほうが良いだろう”と勧奨している。

(黒龍江新聞 2009年4月9日)
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