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[経済] 東寧県の朝鮮族農民、ロシアでの野菜栽培で成功

黒龍江省東寧県三岔口朝鮮族鎮の金一男、李永鎮、権仁培ら朝鮮族農民は、延々 10年ほど、ロシアのウスリースクで あらゆる困難を乗り越えて野菜栽培を続けて来ており、深刻な世界金融危機にも動ずることなく利益を挙げている。

キャベツ、じゃがいも、トマト、きゅうりは、ロシア人たちにとって、なくてはならない野菜だ。

1995年から、多くの中国人が、人口が少なく土地が多いロシアに押しかけ、野菜栽培でたっぷりと稼いだ。しかし 市場経済は常に熾烈な競争を伴い、満潮があれば引潮もあるものと決まっている。

少なからぬ人々が計画なしに行き当たりばったりで市場でよく売れるキャベツを植えて見たところ、ある年には供給が 需要を超えて数十トンのキャベツを畑に投げ捨てる時もあった。

それとは逆に、李永鎮、権仁培ら 10人余りの農民は長期的な計画でお金を稼ぐ漸次的な拡大再生産を行い、ビニールハウス、 冬野菜貯蔵庫とトラックなど、必要な農機具を取り揃え、野菜品目の選択を科学的にした。

昨春、ロシア政府が市場で中国人の商売を厳格に制限し、関税を引き上げて車の通関を制限するなどの手段により、中国人の 商売に陰を落した。

40人余りのにわか農民たちが、もう駄目だとばかりに荷物をかついでバラバラと逃げ出したが、李永鎮らは "荷を引く馬は、 長い距離を走れば元気が出る"として、気候が寒かったり蚊の大群が群がったりの劣悪な環境の中でも、コツコツと野菜を作った。

去年秋、大当りとなり、キャベツの価格が急騰、最高で1kg当り 10ルーブル(人民元で 2元)となった。

1戸当り少なくとも 20haの面積を扱い、市場に数百トンの野菜を出し、売れなかったキャベツ、じゃがいもなどの野菜は 地下倉庫に保存してあるが、 2月末になるとまた値段が上がる、と喜びを隠し切れない様子だ。

"大金を儲けるためには、何であれいい加減な気持ちでやっていてはいけないです。時には多少損することがあったとしても、 達磨の如く最後まで立ち続ける人が成功の門を開くことが出来ます"三岔口村党支部書記・金一男が意味深長に語る。

(黒龍江新聞 リ・サムミン記者 2009年3月18日)
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