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[社会] 延吉市の環境保護、浄水と汚染源除去が急務



最近、延吉市政府では環境保護事業に大きな関心を払い、山と水を総合的に治めている。

この数年、大金を投じて汚水処理工事を行い、29kmの汚水下水導管を埋設し、 2.3億元を投資して敷地20ha余りの 汚水浄化工場を建設、一日の水処理量が10万トンに達し、水質改善に活躍している。

しかしますます深刻になる布爾哈通河の汚染により、その事業量、生産量と効率はまだあまりにも低いといわれる。

先日筆者は、建工街道を貫いて流れ、一年中悪臭が漂う明信河を布爾哈通河の入口から 4kmの区間を逆って踏査し、 驚きを禁じえなかった。 ここはもう布爾哈通河の非常に大きな汚染源になっていた。

鉄道の北側もそうではあるが、鉄道南側の二つのせせらぎはさらにひどいものだった。元・共和村、明新村の梨花洞付近の 川べりは、その元々の姿がほとんど消えてしまっていた。あたり一面に砕けた石炭屑、汚水、 生活ごみで溝を埋め尽くし、 そこには簡易便所も建てられ、糞便が積もってひどい悪臭が漂っていた。 この区間で目につく五色ビニール袋だけでも、 一万袋は超えると思われる。

間もなく暖かい春になれば、これらが溶け出して容赦なく布爾哈通河に流れこむはずで、梅雨になれば大変な容量のごみが 川に流れこむはずだから、その水を浄化してその川底のごみを除去するのにどれだけ多くの人力・物力・富力が必要なことか。

悪臭の中で生きて行く人々の健康、狭くなった溝、高くなって行く川底、子孫に残すことになる負債の深刻な問題だ。 公共環境意識が低い一人一人、一戸一戸で毎日捨てるものが、生活環境に与える悪影響は想像しただけでも無残なものだ。

筆者が去年 11月、韓国を訪問した際、国際環境保護運動本部で 《清渓川》を案内してもらった。行ってみると、ソウル市 の都心を流れるささやかな小川だったが、清い水中で悠々と遊ぶ魚も見つけることが出来た。 この溝も10年前には悪臭が 漂う汚い川だったが、今は 300種ほどの動植物が消息する一大風景区に様変りしたという。

汚染源を放置したまま流れ出る汚水の浄化ばかりに気を使うより、むしろ早く手を打って大きな汚染源のごみが川に流れ こまないように除去し、もう少し効果的な対策で河川管理を厳しくするべきだと思う。

寝そべって痰を吐いて自分が居住する環境を破壊し、錦繍江山を大切にすることが出来ない市民に、正しい宣伝教養を 幅広く施す一方、社会各部門で後回しにせずに、多くの関係部門が協力して専門関係者たちを動員するだけでなく、 大衆的な環境保護活動を展開し、区域別に責任を持たせて総合的に管理すれば、延吉市も全国衛生都市の一員に晴れて 参加することが出来るようになると思う。

(吉林新聞 パク・チョルウォン記者 2009年3月16日)
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