xxxxxxx
朝鮮族ネット 中国の朝鮮族に関するニュースポータルサイト Search by Google:
ホーム 朝鮮族概要 地域紹介 政治 経済 歴史 観光 ショッピング コミュニティー お問合せ



[社会] 龍井3.13反日デモ90周年記念座談会を開催

歴史の発掘整理、政府次元で積極的に


▲3.13反日デモ 90周年記念座談会が龍井で開催された。

今年、龍井3.13反日デモ記念行事を中共龍井市委の次元で史上初めて開催したということは、 非常に意味深いというのが座談会参加者の説明だ。

中共龍井市委宣伝部(部長:宋林)で主催した今度の座談会には、李ソンヨン延辺公共関係協会会長、 金哲洙・延辺博物館副館長、朴文一・前延辺大学校長、朴昌c・前延辺大学歴史学教授、金春善・延辺大学教授、 柳燃山延辺大学教授など、延辺朝鮮族自治州内の学者、教授、知識人たちと姜興延・中共龍井市委副書記、 崔根甲龍井3.13反日記念事業会会長を含む記念事業会副会長及び常務理事、そして龍井市文聯、放送局、文体局、 観光局など 50人余りが参加した。

民心こそが時代の潮流

“民心こそが時代の潮流だ”と崔聖春・前延辺党史研究室主任は打ち明け、次のように力説した。90年前、 2万名ほどの 群衆が龍井でこのように大掛かりな反日デモを起こしたのは、まさしく当時の民心であり龍井精神であると同時に今日の 龍井精神でもある。龍井市を生態,文化都市として発展させるためには、人文資源を掘り出すことが必要である。 その人文資源には、 3.13の英霊たちはもちろん、尹東柱など、数多くの民族反日闘士たちがあり、これらの反日遺跡を 一日も早く掘り出し、記念碑を建て、聖域事業を推進することが趨勢になっている。 しかし過去、ある碑石の文字さえ、 関係部門で消してしまうようなことが起ったが、これは適切な行為なのかどうか一度検討して見る必要がある。 この問題に ついて、龍井市の関係者は文物管理条例によれば、国家級、省級、州級、県市級の文物があり、これらの文物は関連条例に よって登録されてから初めて記念碑を建てることが出来ると説明した。

“中共龍井市委と政府で今度の行事を公式的に主催するのは、まさしく龍井で行われた 3.13反日運動を中国朝鮮族の 歴史として認める重要な尺度であり、龍井の反日史こそは、中国朝鮮族の重大な歴史だ”と金春善・延辺大学教授は力説 してから次のような建議をした。

1910年代及び 1920年代の龍井反日運動は、まさに民主主義反日運動であり、特殊な地域と特殊な歴史過程で展開された運動 だが、この反日運動は中国の地で行われたのであるから、中共龍井市党委と政府の次元で消極的でなく積極的に発掘、 整理しなければならない。

龍井には、教育、文化の遺跡が非常に多いので、これらを早急に補修整理し、後世に残しておかなければならない。また 龍井では、朝鮮移民によって初めて開拓した遺跡、例えば農地開発などの遺跡が非常に多いが、それらの遺跡開発事業も 積極的に推進することにより、今後の龍井が本当の意味で民俗、生態資源保存都市に生まれ変ることが出来るだろう。

金成福・龍井市文化局局長は “現在、龍井には 200余りの歴史遺跡があり、そのうち省級、州級、市級の文物遺跡が多く、 誤認や資金不足などにより開発、復旧事業を活発に展開出来なかったが、今後はこのような事業を積極的に推進する”と述べた。

朴文一・前延辺大学校長は “龍井市党委副書記が直接座談会に参加してくれたのは、非常に心強い”と 述べてから “10年後には龍井.3.13反日運動 100周年を迎えることになり、龍井の関係部門で進められている歴史発掘、 整理事業をしっかりと支え、龍井.3.13反日運動の精神を受け継ぎ、発揚するために努力しなければならず、民族の遺産を 発掘整理することは時代の潮流である”と念を押した。

柳燃山・延辺大学教授は “歴史の復元、文化遺産の発掘整理、広報事業は、まさに文化産業において、非常に重要な一環だ。 それゆえ文化産業をコンテンツ化すれば、地域発展が早くなる。 朝鮮民族が図們江と鴨緑江を渡って来てこの地に定着した 歴史をしっかりと整理することこそ、文化コンテンツ産業の重要なカギであり、必ずしっかりと整理しなければならず、 これは指導者たちの思想解放と密接に関係することであり、政府次元で積極的に推進しなければならない”と述べた。

龍井3.13記念事業会、龍井反日史の発掘に率先

崔根甲・龍井3.13記念事業会会長は次のように述べた。

1989年10月から反日義士の墓所を尋ね始めてから、今日まで延々 20年間、龍井の歴史と文化遺産を発掘、 整理、浄化、広報するなど、龍井の人文特色を活かすためにやり甲斐のある仕事をし、資金と技術を取り入れる 事業をたゆみなく続けて来た。

この期間、 30万元ほどを誘致し、3回も 3.13反日義士陵グを聖域化することで、 世の中に晴れて誇れる龍井市重点文物保護対象として建設することが出来た。またさらに 10万元ほどの社会資金を 取り入れ、金躍淵功績碑の復元と瑞甸書塾、瑞甸岩板、明東学校、獐巌惨殺事件、15万元奪取事件、恩津中学、 5.30暴動指揮部などの歴史遺跡地に記念碑を建てた。 そして数万冊の書籍を取り入れ、龍井中学、ハングル読書社 などに寄贈し、龍井5中に 54台のコンピューターを寄贈、 1999年から 2008年まで龍井5中に 20万元の奨学金を獲得し、 清水冷麺工場などの装備と先進技術を取り入れ、また続けて 53万元の貧困者支援資金を誘致して、龍井市智新鎮の大成、 龍江、明東村、東盛涌鎮の英成、龍河村、三合鎮の朝東村に無料で支援した。

記念事業会はまた、延辺歴史学会、 延辺海外問題研究所などと共に龍井3.13反日運動80周年記念大会と国際学術会議を召集し、瑞甸書塾開塾 100周年記念学術会議、 明東学校開校 100周年国際学術会議を召集、続けて “龍井3.13反日義士陵全集”、“龍井3.13反日運動80周年記念文集”、 “歴史の鐘の音−瑞甸書塾開塾100周年記念文集”を出版することになった。

(黒龍江新聞 ユン・ウンゴル記者 2009年3月16日)
Copyright(C) 朝鮮族ネット