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[社会] ハルピンの朝鮮族歯科、不況で'歯痛'

朝鮮族顧客が多い歯科に直撃弾

解決方法みつからず


冬が過ぎ去り、万物の蘇る初春が近づいているというのに、経済不況の '厳寒'時代はまだ続いている。

経済不況であらゆる企業が苦境を迎えているのと同様、ハルピンの朝鮮族歯科業界も例外ではなかった。 今、ハルピンにある朝鮮族歯科も人口歯根などの原資材価格の上昇、高級歯根への高級品志向の急減、 患者数の急減で '歯痛'を経験している。


▲徹底的な顧客管理が経営不況打診に役に立つという林海主治医が患者を治療している。

ハルピン朝鮮族歯科業界は90年代の初めから繁盛し始め、現在、真美歯科を代表として東方歯科、 林海歯科など 4〜5ヶ所ほどが開業しているという。歯根加工では 100ヶ所ほどの工場のうち極少数が朝鮮族の経営する工場だという。

1988年から経営している呉煕阜腔問診が前身の真味歯科は、ハルピン朝鮮族歯科業界で規模や実力の面で断然トップを占める。 この歯科の呉龍濱院長は去年下半期から顧客数が 1/3ほどに減ったとしながら、韓国ウォンの暴落、消費萎縮を主な原因として挙げた。

この歯科は幸いにも今年に入ってから、正月過ぎに現在は回復傾向を見せており、 2月の営業額が去年上半期の月平均水準にまで 上昇し、さらに逆転を果たした。 これについて呉院長は 2/3以上を占める漢族顧客のうちの大部分は株式に投資する経済力が 比較的しっかりした人々で、最近の株価反騰によって消費の枠が広げられたようだと分析した。

佳木斯医学院口腔専門科を卒業し、 2000年から東方口腔歯科を運営する全学哲院長は、現在、営業金額が開業して以来 8年間で 最低水準に達していると嘆く。 この歯科は去年 8月末から経済危機の影響を受け始め、 30%以上も営業額が減ったという。

特に顧客のうち朝鮮族、韓国人、漢族の比率が 6:1:3を占めており、影響がさらに深刻だ。 韓国ウォンの暴落により、インプラント (人工歯根)が韓国内価格がさらに高くなったものの、今は国内価格に近づいているという。 韓国人顧客はほとんど来なくなった。 弱り目に崇り目で、中国では 100%輸入しなければならない歯科原資材価格が 25%ほど上昇し、診療費はほとんど上げられぬまま、 さらに大きな悪材料になっているという。

去年 10月に開業した林海歯科は、漢族顧客と朝鮮族顧客が 1:1 の比率であり、まだ開業初期なので不況とは縁がないという。 延辺ノーブル口腔問診とハルピンの某歯科で、長年の間、主治医として事業をしたことがある林海院長は、歯科が単なる 商業的なだけでなく医療サービスとしての性質があるので、徹底的な顧客管理と優秀な技術、人脈関係でさらに多くの顧客を 確保することが重要だと述べた。

ハルピンの某歯科で歯根加工技術者として長年事業したことがある権さんは、 2007年から自前で歯根加工工場を設立した。 30人余りの職員を置いているこの工場は、納品する歯科のうち 95%以上が漢族が経営する歯科で、いまのところは特に影響は ないという。

一方、経済危機克服のためのこれという解決法がない。 大部分の歯科経営主たちは、設備導入や革新において多額の資金が 必要となるため、原資材価格の上昇により、他業者のように単価を下げることも出来ないので、内部管理の節約だけで努力して いる状態だ。

'沈む日があれば上る日もある' 今度の経済危機も周期的な経済循環法則によれば、遠からず夜明けが来るはずだ。 生き残った者こそが勝者となる。

(黒龍江新聞 キム・ホ、リ・スボン記者 2009年3月11日)
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