xxxxxxx
朝鮮族ネット 中国の朝鮮族に関するニュースポータルサイト Search by Google:
ホーム 朝鮮族概要 地域紹介 政治 経済 歴史 観光 ショッピング コミュニティー お問合せ



[教育] 北朝鮮・韓国・朝鮮族の講師が全ているハングル学部

遼東学院韓朝学院韓国語学部を訪ねて


▲韓国語学部の教師らとともに新しく出た《韓国語村》を購読している金順姐学部長(右から二人目)。

《丹東》といえば、筆者はまず遼東学院 《韓朝経済文化学院(以下、韓朝学院と略称)》を思い浮かべる。 この学院の韓国語学部・金順姐学部長が、創刊間もない頃の吉林新聞特刊《韓国語村》を受け取って、すぐに 《驚くべき》 電話をかけて来たからだ。

《本当に良い新聞ですね。注文はどうすればいいのでしょうか?送っていただいた新聞は、全て廊下に貼っておきました。 学生が 800人余りだから、回覧するわけにも行かず...》

嬉しくなって肩が軽く感じられた。すぐ丹東へ飛んで 《韓朝学院》 韓国語学部の人々に会ってみたかった。 そして、 その機会が来た。 先日、取材車で丹東に行くことになり、車から降りるとすぐ 《韓朝学院》に駆け付けた。 こぎれいに 整理された広々とした事務室で、授業を終えて入って来たばかりの金学部長が嬉しそうに迎えてくれた。

金学部長によれば 《韓朝学院》は 2003年、現地にあった丹東師範大学と遼寧財政大学に設置されていた韓国語学部を一つに 統合し、単科と本科課程が結合した大学として新しく出発した。 現在、学院には朝鮮語(韓国語)、朝韓貿易、応用外国語の 3学科に朝鮮語(韓国語)、国際経済と貿易(韓朝貿易) の2つの本科専攻と応用韓国語(商務韓国語) 単科専攻が設置されている。 学院には北朝鮮の講師、韓国の講師、そして朝鮮族の講師がいるという。

初代学部長に選任された金学部長は、学生自慢で笑い話に花を咲かせた。 卒業生の誰々はは国家外交部の傘下機構の通訳と して活躍しており、誰々は韓国企業の中国支社社長になり、また誰々は国内の大型旅行社韓国部総責任者として重用されて... 卒業生の就職も100%保証されるという。

《韓国語を教えていると、面白いことも多いでしょうね。》

《それはもちろんです。 そのまま中国語文法式で表現する子たちが多いです。 発音も間違いが多いです。 「斧(ドキ)」は「ウサギ(トキ)」、「私たち(ウリ)」は「鴨(オリ)」、「料理(ヨリ)」は「硝子(ユリ)」と... 滑稽な話がとても多いですね。 しかし子どもたちが努力している姿を見れば、すぐ笑いも収まります。》

地理的に国際親善都市である北朝鮮・新義州市と向い合っており、朝鮮語も必修課目の一つだという。 北朝鮮の金亨稷師範大学と金哲柱師範大学の教授たちをネイティブスピーカー講師として招聘するという。

《ええ、そのとおりです。》

窓の向こうに北朝鮮の経済特区・新義州市が静かに拡がっていた。

《何事であれ、自分の環境から出発しなければならない!》といわれるように、自分の状況をしっかりと勘案して、 人材養成を進めている金学部長が引き立って見えた瞬間だった。

(吉林新聞 2009年2月27日)
Copyright(C) 朝鮮族ネット