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［社会］　韓国企業の朝鮮族職員、雇用不安でストレス増加 金融危機の寒波の影響で、休業や廃業、構造調整に入って行く中国進出の韓国企業が急増し、韓国語科出身の 漢族大学生たちとの就業競争においても特に強みがなく、かなり多くの数の朝鮮族会社員たちは雇用不安からのストレスに 悩まされているという。 最近、北京、青島、天津、深圳、広州、上海、瀋陽、ハルピン等の韓国企業に勤める 100人の朝鮮族会社員たちを 相手に実施したアンケート調査の結果、整理失業のリスクが存在すると答えた人が 55％に達し、このうち約 20％は 雇用不安のストレスで不眠症、鬱病など各種の精神疾患症状まで訴えた。 北京望京コリアタウンの周辺で漢方病院を 運営している張院長は "景気低迷による構造調整と整理失業などで、家庭経済が不安定になり、睡眠障害、消化不良、 脱力感どを訴えながら病院を尋ねる朝鮮族の会社員が急増している"とし "誰もが経験し得る、感じることが出来る症状 だが、これを放置すると自分の能力への自信喪失と寂しさによる鬱病に陥り、深刻な場合は自殺への衝動につながる 可能性もある "と警告した。 ハルピン医大精神科・胡健教授は "職場がなくなったり、不安定である場合、 収入が 3分の 1に減った場合、安定した職場がある時に比べると何倍も悪影響が及ぶと、人は自分が遭遇した脅威に非常に 敏感に反応するため、雇用不安からのストレスは実際の状況よりさらに深刻になる可能性もある"と力説した。 長い間、大した能力や特技がなくても、単純な言語の強みで韓国企業で寵愛を受けて来た部類の朝鮮族会社員たちには、 上記の症状がさらに深刻になっているという。深圳の某韓国大企業で長期にわたり人事担当をして来た李氏は、一時期、 朝鮮族の高校卒業生も漢族大学生より高い待遇を受けた時期があったが、現在、会社内で朝鮮族職員の立場がますます 悪くなっており、朝鮮族大卒生や就職希望者たちが、以前のように単純な言語の強みだけに基づいて就職しようと考えたり、 会社で能力を認めてもらおうと思っていたら、それは無理だ、として、世界的な金融危機に韓国の景気の沈滞などの悪材料が 重なり、韓国企業の朝鮮族会社員の雇用不安によるストレスが水面上に現れて来ただけのことだと付け加えた。 専門家たちは、このようなストレスを乗り越えるためには、雇用不安を誰でも経験し得る状況と認識し、現在取り組んでいる 仕事に最善をつくすと同時に、会社に必要な人材になれるよう、充電に努力しなければならないと強調、運動や読書、冥想、 肯定的思考なども雇用不安のストレス解消に有益だと助言した。 （黒龍江新聞　２００９年２月１９日） Copyright(C) 朝鮮族ネット