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![]() [社会] 《生存証明》を取らなければならない老人たちの悲しみ 《あの、私、生きてますけど》 夫が死亡後、生活補助金や他地域で退職金、養老金をもらうためには、生きているという証明を毎年該当部門に送らねばならない。 一ヶ月に 180元ずつの生活補助金を受け取るため、長春市に居住する今年 82歳の老女・白さんは、 1年に 一度ずつ写真を撮って該当部門に送らなければならない。 お婆さんは元々、長春市双陽区の某郷に住んでいたが、息子について夫と一緒に長春市に引っ越して来た。 教員として 務めてから退職した夫が、去年春に帰った後、教育部門ではお婆さんに一ヶ月に 180元の生活補助金を与えるようになった。 農民だったお婆さんは 《ご主人がそれでも、生きるために必要なお金は残してくれました》と言いながら、多少は気持ち が落ち着いているという。 ところが、生きているという証明を取って来いというのだ。言い換えれば、写真を撮って送るのに当日の日付を手に持って 撮った写真を送れば、お金を払うというのだ。 本人が直接お金を受け取りに行っても、写真は必ず撮らなければならないと いうのだ。資料として残すためらしい。 金さんも白さんと似たような状況だ。補助金のため、 2年前から夫のいた場所に写真を撮って送っている。今年も写真を 撮って送らなければならないが、写真を撮るのは本当に嫌だという。彼女は 《私が生きている》と日付を持って写真を撮る時、 複雑な思いがこみ上げ、鬱陶しいやら悲しいやら》と語る。 元々、老人たちは、死まで遠くないと思っているせいか、生死に敏感だ。 そんな彼らに 《生存証明》を取って来いというのは、 あまりにも悲しい話ではないのか。 調査によれば、老人の人口が増え、老人の流動性が強いなどの原因により、少なからぬ地域の単位や保険部門では、退職者や 補助金受給者に対していろいろな方法を使っているという。 交番や公安局に行き、 《生存証明》を取って来いと言うかと思えば、さらには公証部門の公証まで受けて来いと言い、 また一部は当地の新聞や雑誌が写った写真を要求し、出来ないならば画像チャットをしろとまで言う。 南京で退職し長春で暮している隣の禹さんも、毎年 《生存証明》を南京に送るという。 もちろん退職金をもらう当事者が世を去ったのに、家族が引き続き退職金をもらうのを防ぐための措置だというが、老人たちが 気持ちよく受け取れる、人間的な方法を使うべきではなかろうか。 退職金の発給単位や養老金発給機構、戸籍管理部門、民政工商部門、社会区域などとの連携を強化して、情報資源の共有体制を 作り、厳格な審査管理制度により、老人たち当惑させる 《生存証明》を徴収するようなことがないようにしなければならない。 (吉林新聞 2009年2月16日)
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